2017-01-01

ブルゴーニュの美しい町「スミュール=アン=オーソワ」 【フランス旅】

アルマンソン川に映るブルゴーニュ「スミュール・アン・オーソワ」の街並み

スミュール=アン=オーソワ/ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ/フランス
Semur-en-Auxois/Bourgogne-Franche-Comté/FRANCE


スミュール=アン=オーソワを初めて訪れたのは2003年12月。ブルゴーニュの村々を巡る旅に出かけたときのことだ。

当時よく利用していた、深夜に日本を発ち早朝にパリに着くエールフランス便でシャルル・ド・ゴール空港に降り立つと、すぐにレンタカーを借りてまずは最初の目的地プロヴァン(Provins)へ。

話はそれるが、このパリ朝着エールフランス便は、身体が少々きつくても旅行期間を目いっぱいに使いたいと考える場合、とても有効だ。
東京近郊に住んでいれば、仕事を終えたその日の夜に飛行機に乗って、翌朝すぐに旅をスタートさせられる。

夜明け前にCDG空港から車を走らせれば、ゆっくりとした運転でも、パリから約75km離れたプロヴァンに、午前10時前には到着する。つまり、フランスに着いた初日を、一日まるまる使えるのだ。

話を戻そう。

その日は、プロヴァンから更に東南東へ65Kmほど進んだトロワ(Troyes)で一泊。

翌日、ワインで有名なシャブリ(Chablis)やイランシー(Irancy)を巡るなどしながら、サンティアゴ・デ・コンポステーラ巡礼路の起点となっている町ヴェズレー(Vézelay)近郊で一泊。

そして、3日目にようやくスミュール=アン=オーソワへ到着するのだが、特に有名な町ではなかったので、もともとそんなに期待してはいなかった。

だが、いつものように街の散策は楽しかった。
期待していないといっても、それは他の町に無い何か特別なものを・・・ということであって、決してマイナスの意味ではない。街は美しく、素敵なのだ。

この辺りの町や村は概ねどこも魅力的で、この町も例外ではない。
古い建物が美を携えたまま残っているし、住宅のドアや窓には、現代風だったり古風だったりと、工夫を凝らした装飾がなされ、生活を兼ねた住人の演出も素晴らしい。
もちろん立派な教会や塔もある。可愛らしいブティックや、オシャレなカフェもある。

ブルゴーニュの町スミュール・アン・オーソワの教会内部
Collégiale Notre-Dame de Semur-en-Auxois

運が良ければ見られる 美しい景色


さて、冒頭の写真だが、これは、翌朝、アルマンソン川沿いから見た旧市街の景色だ。
風のない晴れた日で、空と町が川面に映り込み、とても美しい。

実は前日、夕方あたりから雪が降り出し、天気は悪くなる一方だった。
だからこの晴天は、運が良かったとしか言いようがない。

ピーンと張り詰めたような澄んだ空気。鳥の声だけが、遠くから近くから、重なるように聞こえてくる。肩をすくめ 手に息を吹きかけながら、この景色の中に浸る。

前日も同じ場所を訪れていたが、水面が波立っていたのだろう、この場所がこんなにも美しい姿を見せてくれるなどと想像することもなく、ただ町を見上げていた。

それにしても、これほど 見ごたえのある風景なのに、それを見ようと来る人が誰もいない。
出会ったのは、犬を散歩させていた頬っぺたの赤いお兄さんと、寡黙に釣りをする人(橋の下、右岸辺あたりにいます。)の二人だけ。

この辺りに住む人たちにとって、これが「当たり前の景色」ということか。

スミュール・アン・オーソワのアルマンソン川の岸辺。霜が降りて美しい蔦の葉




 【 行き方 】
・パリから鉄道で行く場合
「Paris Gare de Lyon」から TGV で「Montbard」まで約1時間。
「Montbard」から「Semur-en Auxois」まで約20Km(タクシー)。

【 主な見どころ 】
・Collégiale Notre-Dame de Semur-en-Auxois (ノートル・ダム参事会教会)
・Rue Buffon (ビュフォン通り)
・アルマンソン川沿いから見上げる街の景色

【 参考サイト 】
Office de Tourisme de Semur-en-Auxois (スミュール=アン=オーソワ観光局)
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)

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