2018-02-21

「いつかここへ行ってみたい」と ジャケ買いした 本の表紙を飾る町、ラグーサ ① 【イタリア旅】


シチリア南東部の町「ラグーサ」。旧市街「ラグーサ・イブラ」から新市街「ラグーサ・スペリオーレ」方面を望む。

ラグーサ/シチリア/イタリア
Ragusa/Sicilia/ITALIA


20年ほど前。本屋さんで、何気な~く手にとった 本。
(この記事を書いているのは2018年です。)

◆『シチリアへ行きたい』(とんぼの本/新潮社 刊)
 著・小森谷慶子さん、小森谷賢二さん

何気なく手にとった、と言っても、背表紙を見て選んでいるのだから、興味がなかったわけではない。
しかし 当時、シチリア島には、「安易に行けそうもない」という思いが 少なからずあった。

その感覚が正しかったかどうかは判らぬが、抱いていたイメージは、交通の便も悪く 荒涼とした大地が広がる「とても遠い場所(僻地)」といったものだ。

そこに もう一つ、漠然と漂っていたイメージ。それは「何となく怖そう・・・」というもの。
シチリアには、大ヒット映画「ゴッドファーザー」の印象がついて回っていたのだ。

私自身は本作を ちゃんと 見ていない。それでも 有名な映画ゆえ、おおよその内容は 耳目に入ってくる。

もちろん「ニュー・シネマ・パラダイス」のような 温かな印象も多少頭にはあるが、他からの情報が乏しかったこともあり、
<シチリア> → <マフィア> → <抗争> → <怖そう> と 勝手にイメージを膨らませていたのは、おそらく 私だけではなかったように思う。

怖いモノ見たさ、というわけでもないが、その、ちょっと怖そうに思えるシチリアとは、どんなところなのだろう。
ましてや、そこへ「行きたい」とは・・・。

書架に並んだこの本に食指が動いたのは、私のそんな意識からだったと思う。


表紙の写真を見て ジャケ買い。「ここに 行ってみたい・・・」


「ジャケ買い」という言葉を、現代の若者たちは理解するのだろうか。

「ジャケ買い」とは、ジャケット、つまり、レコードやCDなどのパッケージ、または書籍の表紙だけを見て、中身をあまり考慮せずに購入することを言う。

ダウンロードが主流となった(書籍はそうでもないが)昨今では、ほとんど死語となっているのかもしれないが、私は その時、この本を「ジャケ買い」した。

もちろんパラパラと中身も確認したが、表紙の写真に とても魅せられてしまったのだ。

その写真は、土色の幾つもの建物が、丘の上に ゴチャゴチャとひしめき合う、そんな町の姿を 眼下に捉えていた。

その向こう、町の頂より高い位置に地平線があり、空と地面を分けている。
そのため、だだっ広い大地にできた 深く大きな裂け目に、ある意味「秘するように」、またある意味「誇示するように」町が 作られているように感じる。

人影のない、寂れたその姿は 遺跡のようにも見え、決して 爽快な美しい風景写真ではない。

全体のトーンは、暗い。淋しい。そして、やはり ちょっと怖そう。である。

しかし その景色からは、この島の複雑な歴史と、人間が醸す情念や、綺麗ごとだけではない色々なものが、吹き上がってくる。

うら寂しく 物悲しい雰囲気の中に 漂う「静かな迫力」。

ここで 今、人は どういう風に 暮らしているのだろう・・・。
平穏な日本の町で生まれ 育った 私の中に、シチリアへの好奇心が 爆発的に拡がった。

手にした本の表紙の写真を見ながら、「いつか、ここへ行ってみたい」。
静かに そう思い「ジャケ買い」に至る。

その本の表紙に写る町こそ、「ラグーサ」だった。

≪ つづく ≫


<補足>
小森谷慶子さん、小森谷賢二さんの ご著書『シチリアへ行きたい』(とんぼの本/新潮社 刊)は、2008年に改訂版が出版され、表紙が「タオルミナ」の写真に変わっているようです。
私が購入した本は、1997年に出版されたもので、表紙に「ラグーサ」の写真が使用されています。



【 行き方 】
・カターニアからバスで、約2時間
・シラクーサから鉄道で、約2時間~2時間15分

【主な見どころ】
・Cattedrale di San Giovanni Battista (サン・ジョヴァンニ・バッティスタ大聖堂)
・Duomo di San Giorgio (サン・ジョルジオ大聖堂)
・Chiesa di Santa Maria delle Scale (サンタ・マリア・デッレ・スカーレ教会 と そこからの眺め)
・Giardino Ibleo (イブレオ庭園)
・Ragusa Ibla e Ragusa Superiore (イブラ地区とスペリオーレ地区の街歩き)
・その他にも美しい教会、建造物など 見どころがある。

【 参考サイト 】
Comune di Ragusa (ラグーサ市)
ETNA TRASPORTI (エトナ交通/バス会社)
TRAINITALIA (イタリア鉄道)
Trenitalia 代理店 (イタリア鉄道検索/日本語版)

2018-02-11

パリから地方へ / SNCF(フランス国鉄)の「新しくなった自動券売機」でチケット(切符)を購入してみる。<買い方の手引き> 【フランス旅】

パリ、サン・ラザール駅の新しくなったチケット(切符)券売機(2017年12月撮影)
Gare Saint-Lazare, Paris

パリ/イル・ドゥ・フランス/フランス
Paris/Île-de-France/FRANCE


パリから地方へ鉄道を使って行く場合、
もちろん切符(チケット)を購入することになるが、「切符売り場」が異様に混んでいることがある。

たくさんの 客が 押し寄せているのに、開いている窓口が少ない! ってことが 原因になっていることがよくあるのだが、そんなとき便利なのが「切符の自動券売機」だ。

SNCFの自動券売機。以前は緑や黄色のデザインだった。
〈左〉2015年 サン・ラザール駅の券売機 /〈右〉2013年 北駅の券売機

数年前、それぞれの駅に、緑や黄色の自動券売機が並びだし、
「へー、新しい券売機ができたんだぁ。便利だし、カラフルでいいなぁ・・・」などと思っていたら、いつの間にか それらも撤廃され、2018年の今は、更に新しい ツートンカラーの 少々事務っぽいというか、ロボットっぽい・・・シュっとしたデザインのマシンが並んでいる。(冒頭写真/次の写真 を参照)

そこで・・・
パリから、ノルマンディーの エヴルー(Évreux)という町へ行く際(2017年12月のことです)、「新しい自動券売機」を使ってみたので、ちょっと「手引き」っぽく紹介してみようと思う。


SNCF(フランス国鉄)の「GRANDES LIGNES」用券売機で、切符(チケット)を買ってみる


< 翌日の朝 発 Paris → Évreux の チケットを買います。>

地方へ向かう場合には、「GRANDES LIGNES」と記されたSNCFの自動券売機を利用する。

まず はじめに、どの券売機を使うか判断します。

ご覧のように 2種類の券売機がありますので、それぞれの機械の 左上あたりに記されている文字を確認してみましょう。

左側奥に見える券売機には「ILE-DE-FRANCE(イル・ドゥ・フランス)」とあります。
パリを含む「イル・ドゥ・フランス(Île-de-France)地域圏」の町々へ向かう「近距離路線」を利用するには、こちらのマシンを使います。

右手前の券売機には「GRANDES LIGNES(グランド・リーニュ)」とあります。
この言葉からも想像がつきますが、こちらは「長距離路線」の切符を扱っています。

これから向かう「エヴルー」は、パリから90㎞弱と それほど遠い町ではないのですが、位置的にはノルマンディー地域圏(La Normandie)に属しています。
そのため、パリから 地方へ行く列車を扱う「GRANDES LIGNES」でチケットを求めることになります。

サン・ラザール駅にある、壁一面を使った「ノルマンディー」地方の絵地図。
サン・ラザール駅の「GRANDES LIGNES」発着用プラットホームの近くには、
「ノルマンディー」地方の大きな絵地図が設置されています。
「これらの町へ行くには、この駅が起点ですよ」といった感じ ですね。

ちなみに、冒頭写真を見ると、近距離用と長距離用の2種類の券売機が並んで設置されていますが、駅構内の 場所によっては「近距離路線用」券売機ばかりが、また逆に「GRANDES LIGNES」(長距離用)の券売機ばかりが 並んでいるところがあります。

「GRANDES LIGNES」を使おうと駅に来たのに、該当する券売機が見当たらなくて、あたふたする人も いるかもしれませんが 心配はいりません。

サン・ラザール駅で言えば、2018年現在、駅正面から構内に入ると、左側に並ぶ若い数字のプラットホームが ILE-DE-FRANCE(イル・ドゥ・フランス)へ向かう列車の発着に使われています。
そのため、駅構内の左側(西側)あたりには「近距離路線用」券売機が多く並んでいます。

反対に、構内右側(東側)あたりには、「GRANDES LIGNES」の券売機が多く、駅の中央あたりには、冒頭写真のように 両タイプの券売機が ミックス状態で 並んでいます。

したがって、自分が利用するプラットホームがどちら側にあるかを確認すれば、簡単に該当する券売機を見つけることができます。

なお、マシンの右上に「グリーン」のランプが灯っていますが、このランプが「赤」になっているものが よくあります。
その券売機は「休止中」で使えません。


「チケット購入」手順 を 自動券売機の画面に沿って ご案内


それでは、自動券売機の画面を見てみましょう。

切符(チケット)を購入するには、まず、上段左側の「Acheter un billet」(アシュテ・アン・ビエ / 切符を買う)をタッチする。

▲ 最初の画面です。
まず、上段左側の「Acheter un billet」(アシュテ・アン・ビエ / 切符を買う)をタッチします。


Quand souhaitez-vous partir ?(いつ出発したいですか?)に対して選択する画面。

▲ すると、次の画面で、
Quand souhaitez-vous partir ?(いつ出発したいですか?)と聞いてきます。

「すぐに出発したい場合」は左側のタイルをタッチしますが、ここでは、翌日出発のチケットを購入するため、右側のタイルをタッチします。

[左のタイル]
Partir maintenant / Départ de cette gare
今すぐ出発 / この駅から出発

[右のタイル]
Partir à un autre moment
(今ではなく)別の機会に出発


「Identifiez-vous et gagnez un temps précieux !」に対し、選択する画面。

▲ Identifiez-vous et gagnez un temps précieux !(身分証明で時間短縮を!)
とありますが、
私たち日本人旅行者は 右のタイル 「Continuer sans m'identifier」(身分証明なしで続ける)をタッチします。


D'où partez-vous ? の質問に対し選択する画面。

▲ D'où partez-vous ?(どこから出発しますか?)の質問に対し、この券売機が設置されている サン・ラザール駅 から出発しますので、左のバナー「PARIS ST LAZARE」をタッチします。

右のバナー「AUTRE(その他)」は、他の駅から出発するチケットを 購入する場合に選択します。


Vous partez de Paris St. Lazare.  Où allez-vous ? に対する答えを選択する画面。

▲ Vous partez de Paris St. Lazare(あなたはパリ、サン・ラザール駅から出発します)
Où allez-vous ?(どこに行きますか?)

前画面で「サン・ラザール駅から出発する」と答えているので、サン・ラザール駅から出発した場合の 主な目的地(町/駅名)が表示されます。

目的地が表示されていれば、そのバナーを選択します。

ここで 目的地の名前が表示されていない場合には、右下のバナー「AUTRE(その他)」をタッチします。

画面では、今回の目的地「エヴルー」が、「ÉVREUX NORMANDIE」として表示されていますが、(以下の画面を表示させたいので)あえて「AUTRE(その他)」を選択しました。


画面に現れたキーボード

▲ すると、画面にキーボードが現れます。
これを使って「行先名」を入力します。

また、ほとんどの画面で共通しますが、最下部の左側にある2つのバナーは、操作をやり直したり、前画面に戻る場合にタッチします。

・「ANNULER ET REVENIR À L'ACCUEIL」キャンセル し ホーム へ 戻る
・「RETOUR」(一つ前の画面へ)戻る


一文字 入力する度に、候補の地名が表記される券売機の画面。

▲ 文字を入力すると、候補の地名が表記されます。
ここでは、E、V と 二文字 入力した時点で「ÉVREUX NORMANDIE」のバナーが現れました。

「ÉVREUX NORMANDIE」のバナーをタッチします。


サン・ラザール駅のチケット券売機の出発日を入力する画面。

▲ Quand souhaitez-vous partir ?(いつ出発したいですか?)と聞いてきますので、カレンダー上の出発希望日をタッチします。

ここでは、翌日の12月23日(土)を選択します。


パリの駅で、切符自動券売機の出発時刻を選択する画面。

▲ 続いて、出発希望時間帯を選択します。


SNCFチケット券売機で片道か往復切符を選ぶ画面。

▲ Quel trajet souhaitez-vous ?(どのような行程にされますか?)と聞かれます。

「片道切符のみ」を購入する場合は、左のバナー「ALLER SIMPLE」をタッチします。
「往復分の切符」を買いたい場合は、右のバナー「ALLER RETOUR」を選びます。

ここでは、「片道切符」を 選択します。


フランス国鉄SNCFの自動チケット券売機で1等車か2等車を選ぶ画面。

▲ Quel confort souhaitez-vous ? (クラス〈快適さ、設備〉はどうされますか?)の問いかけに対し、乗車するクラスを選択します。

「1等車」に乗る場合は「1ERE CLASSE」を、
「2等車」に載る場合は「2NDE CLASSE」のバナーをタッチします。


SNCF自動券売機で乗客人数を入力する画面。

▲ 続いて、Combien y-a-t-il de passagers ?(何人の乗客がいますか?)と問われますので、人数をタッチします。

右端にあるタイル「Passagers avec animal / Vélo」は、動物を連れていたり、自転車を持ち込む場合に選択します。


フランス国鉄の自動券売機で年齢を入力する画面。

▲ Quel âge avez-vous ?(何歳ですか?)と、年齢を聞かれますので、該当する年齢範囲のバナーをタッチします。
歳を聞いてくるのは、年齢によっては 割引が適用されるためです。


割引契約などがあるかを聞いてくるSNCF自動券売機の画面

▲ Avez-vous une réduction ou un abonnement ?(割引や契約はありますか?)と、その他の 割引適用の有無についての 問いかけですが、
通常は 一番上の「PAS DE REDUCTION」(割引なし)をタッチします。



▲ Sélectionnez votre prix pour l'aller (そこへ行くための価格を選択してください。)の文言と共に、選んだ日時の候補となる 列車(行程)が表示されます。

表示された候補の 前後の時間帯の列車を表示させたい場合は、画面下部にある
「< TRAINS PRECEDENTS」(その前の列車)や、
「TRAINS SUIVANTS >」(その次の列車)のタイルをタッチします。

上の画面を詳しく見るため、赤い枠部分を拡大したのが下の画像↓です。


パリからエヴルーまでの切符を買おうとするが、この時間帯ではほとんどが満席で1便のみ、チケット購入可能を表示した画面。

▲ 4つの候補行程が表示されていますが、「19.00€」と 価格表示されているのは2段目の1つだけです。

右側に価格が表記されず「Train complet」となっているのは「満席」ということです。

本来はここに、各行程ごとの価格が表示され、選択することができるのですが、この日のこの時間帯では、2段目の行程しか、チケット購入ができないということになります(他は満席です)。

注目していただきたいのが、
2段目の行程の 所要時間が1h16(1時間16分)と、他の3行程(57~58分)と比べ時間がかかっている点です。

その行程の詳細を見ますと
「1correspondance : INTERCITES > TER」と記されています。
「乗り換え1回:幹線特急 → ローカル急行」ということです。

他の3行程は 全て
「Direct : INTERCITES」と記されています。
「直通:幹線特急」ということです。

つまり、所要時間も短く、直通で(乗り換えなしで)向かうことのできる行程の方が 当然人気があり、早くに満席になってしまったと 考えられます。
しかも 12月23日(土)は 学生さんたちをはじめ 多くの方の クリスマス休暇の初日にあたったため、混みあっていたのかもしれません。

SNCF の ウェブサイト で 前もって時刻表を確認していた 私は、本来、3段目の行程「8h43発」の列車に乗ろうと考えていたのですが、この時点で 希望する列車が満席と知り、仕方なく 途中での乗り換えが必要な 2段目の行程のチケットを購入することにしました。

「19.00€」と表示されたタイルをタッチします。


SNCFチケット券売機の画面に表示された選択した行程。

▲ 選択した行程の詳細が表示されます。
Détail de votre voyage aller du Samedi 23 Décembre (12月23日土曜日の旅程詳細)

08h19 PARIS SAINT LAZARE
↓  INTERCITES 13103 / 2nde cl.
↓  🕑 0h32
08h51 MANTES LA JOLIE GARE
   14 min. de correspondance
09h05 MANTES LA JOLIE GARE
↓  TER 51111 / 2nde cl.
↓  🕑 0h30
09h35 ÉVREUX

8時19分発のアンテルシテ(幹線特急)で、マント・ラ・ジョリー駅(MANTES LA JOLIE GARE)へ行き、14分間の 乗り換え時間 を経て、ローカル列車に乗り換え エヴルー(ÉVREUX) へと向かう行程です。

内容を確認し、よければ右下のバナー「CONTINUER 19.00€(続ける)」をタッチします。
別の行程に 選択し直したい場合は、「RETOUR(戻る)」をタッチします。

話はそれますが、2017年12月より日本で上映されている(上映された)、カトゥリーヌ・ドゥヌーヴ(Catherine Deneuve)さん主演の映画『ルージュの手紙』(フランス語 原題:La Sage Femme)の舞台となっている町が、この行程での乗換地「マント・ラ・ジョリー」のようです。

「マント・ラ・ジョリー」って、あまり馴染みのない地名だったものですから「小ネタ」をちょっと・・・。


SNCF切符自動券売機のチケット購入最終確認画面

▲ 画面の文字が飛んでしまって見えず、申し訳ありませんが、
ここでは 左のバナー「OUI」(はい)を選択します。

右のバナーは「REVENIR AU CHOIX DU TRAIN」(列車の選択へ戻る)です。


チケット購入にあたり、買い物かごの画面

▲ こちらも画面の文字がボケてしまい申し訳ありません。
「Votre panier」は「買い物かご」です。ネットショッピング等をした時と同じですね。

現在、「買い物かご」の中に、この行程の「19.00€の切符」が 1枚入っていますよ。ということです。

(文字が読めませんが)右下のバナーをタッチします。


自分の情報を入力することで、紛失の際、無料で切符を再発行してくれる画面。

▲ Renseignez vos informations (あなたの情報を提供してください)
Les informations ci-dessous nous permettent de rééditer votre billet sans frais en cas de perte.(下の情報は 紛失した際に 無料でのチケット再発行を可能にします。)

・・・とありますが、時間がかかりそうなので、ここは省いて何も入力せず、右下のバナー「CONTINUER(続ける)」をタッチします。


購入者情報を入力する続きの画面

▲ 前の画面の続きです。
「携帯電話の番号」や「メールアドレス」を入力する画面ですが、ここも省いて何もせず、右下のバナーをタッチします。


フランス国鉄の切符自動販売機で最後にクレジットカードの挿入を指示する画面

▲ Insérez votre carte de paiement (支払い用のカードを挿入してください)
Prix total 19.00€ (合計価格 19 ユーロ)

ここで画面の右隣にある「カード読み取り機」にクレジットカードを挿入します。
画面上のイラスト通り、「ICチップ付きのカード」での利用となります。

画面右側に、
VEUILLEZ SUIVRE LES INSTRUCTIONS SUR LE LECTEUR DE CARTE
(カード読み取り機 の 指示に従ってください)
とありますように、カードの挿入後は、この画面ではなく「カード読み取り機」の指示に従います。

「カード読み取り機」の 最初の表示は
CHOIX LANGUE ? (選択言語は?)
fr         (フランス語)
です(機械によって異なるかもしれません)。

テンキーの右下にある、緑色の「V」ボタンを押します。
「V」は Valider(有効と認める・承認する)ボタンです。

すると、
19.00 EUR  (19ユーロ)
SAISIR CODE (コードを入力する)
と表示されます。

ここで、金額を確認のうえ 暗証番号を入力し、緑色の「V」ボタンを押します。

CODE BON (暗証番号よし)と表記されればOKです。

RETIRER CARTE (カードを取り出す)
で、カードを忘れず引き抜いてください。


パリ、サン・ラザール駅発、エヴルー・ノルマンディー行き(片道)のSNCFチケット(切符)
PARIS ST LAZARE → ÉVREUX NORMANDIE / 01 ADULTE / EUR 19

▲ 切符(チケット)が発券されました。

チケットの最上段に、
BILLET à composter avant l'accès au train. Présence à quai obligatoire 2 mn avant départ.(列車に向かう前にチケットに刻印を。ホーム近くで、必須です、出発2分前に)

とありますように、出発前、チケットに「刻印/コンポステ(Composter)」することを忘れないようにしましょう。

駅のホームに入る手前などに、「compostage de billets」と書かれた、黄色い 刻印器 がありますので、乗車する前、そこにチケットを挿入して ガチャン!(最近の音は ジジジッ) とやります。

これを し忘れてしまうと(検札で見つかると)、高額な罰金が課せられますので 注意が必要です。

実は私、この時ではないのですが、一度、コンポステをし忘れたことがあります(最近です)。
その時のことは またいつかお話ししますね。


【参考サイト】
SNCF (フランス国鉄)
OUI.sncf (フランス国鉄チケット予約)
Gares & Connexions SNCF  (SNCF駅)

2018-02-01

パリ、エッフェル塔のキラキラ。 午前0時までと、深夜1時の違い 【フランス旅】

パリにて、セーヌ河を挟んでエッフェル塔のライトアップを眺める

パリ/イル・ドゥ・フランス/フランス
Paris/Île-de-France/FRANCE


パリ、エッフェル塔(La Tour Eiffel)のキラキラは有名だが、午前1時のキラキラは他の時間帯の それと 一味ちがう。

どう違うか。。。それを説明する前に、「キラキラとは何ぞや?」とおっしゃる方に簡単に説明すると、、、

まず、「エッフェル塔」は日没後ライトアップされる。

東京タワー や 東京スカイツリー、その他の様々な○○タワーも、夜になると だいたいがライトアップされるが、エッフェル塔はライトアップされると、塔全体が黄金色に輝く。(↑冒頭写真参照)

この黄金色の輝きが、エッフェル塔のライトアップのベースなのだが、
それに加え、日没から午前1時までの 毎時00分から05分くらいまでの間、白く煌めく光の粒が、更に 塔全体を包むような 特別な輝き方をする。(↓の写真参照)

ホテルの部屋から望むエッフェル塔のキラキラ
<2014年4月 午後11時に撮影>

細やかな白い光が点滅し、全体がキラキラと輝いて見える。
このイベント的ライトアップの名称については、はっきりとは知らないのだが、聞くところによると、「シャンパン・フラッシュ」とか「ダイヤモンド・フラッシュ」と呼ばれているらしい。

塔全体が、まさに シャンパンの泡のような はじけるダイヤの粒を纏ったように見え、とても美しい。

これが いわゆるエッフェル塔のキラキラだ。


午前1時の「キラキラ」ライトアップ は、趣が ちょっと違う


「黄金色に輝く塔が 白くきらめく光の粒を纏う」のがノーマルなキラキラなのだが、午前1時のキラキラは 少し趣が異なっている。

上の写真と、下の写真を見比べていただきたい。
その違いが 一目で わかる。

お正月、午前1時のエッフェル塔のキラキラ
<2016年 1月1日 午前1時に撮影>

午前1時のキラキラには、黄金色の輝きがない。
つまり、ベースとなるライトアップが消された状態で「白く煌めく光の粒」だけがキラキラ、チカチカしている状態なのだ。

以前も書いたが、この午前1時のキラキラについては、様々な意見がある。

美しさや 華やかさで言うと、黄金色の輝きがベースにある ノーマルなキラキラの方が 勝っている。
そのため、実際に「1時まで待って見てみたが、地味な印象で、今ひとつ・・・」といった声もあるようなのだ。

しかし 私は、この地味なキラキラが 結構好きなのである。


昔、家の台所のシンクの上あたりに「瞬間湯沸し器」という、大きなリックサックを金属で作ったような形状のものがあった。(←若い方がご存知ないかも、と思いまして・・・。パロマとかリンナイとか、そういったメーカーのものです。)

ガス管と水道管とに繋がっていて、給湯ボタンを押すと(またはレバーをひねると)、湯沸し器の中で火がつき、蛇口からお湯が出てくるといった器具だ。

湯沸し器の本体には「小窓」がついていて、外側から 中が見えるようになっているのだが、そこは真っ暗闇で、種火だけが小さく灯っている。
ところが給湯ボタンを押した瞬間、「ボッ」という音とともに青白い炎が、湯沸し器の中の暗闇に広がる。

「暗闇」は「暗闇ではないところ」との境が認識できない。
外から見れば、そこが湯沸し器の中という限られたスペースであっても、小窓から覗く世界は 限りの無い「暗闇」で、それは「宇宙」や「夜空」をイメージさせる。

例えがちょっとシュールになってしまったけれど、夜空に浮かび上がる 午前1時のキラキラは、湯沸し器の中の深~い暗闇に広がる 青白い炎を 思い起こさせるのだ。

「どう、キレイでしょ?」と 美しくポーズを決める、自信たっぷり黄金色のキラキラより、
ノスタルジックで ちょっと寂し気なキラキラが、何だか、イイんだよなぁ。




【参考サイト】
Site officiel de la tour Eiffel (エッフェル塔 公式サイト)

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