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2019-01-21

要注意。ブルゴーニュ、冬のレンタカー旅/ディジョン 【フランス旅】

ブルゴーニュの中心都市「ディジョン」のリベラシオン広場からリベルテ通りを望む
リベラシオン広場からリベルテ通りを望む

ディジョン/ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ/フランス
Dijon/Bourgogne-Franche-Comté/FRANCE


美味しいワインの生産地として、世界に広く名の知れ渡っている村々が ブルゴーニュには点在している。
そんな村々や畑を巡ってみたいと考えたとき、レンタカーでの旅が有効だが、冬の旅には注意が必要だ。

気にしなければならないのは、雪。
一般的に積雪の少ない地域と紹介されているが、油断はできない。

実は私、雪のことを全く考えず、車での 冬のブルゴーニュ旅を計画してしまったことがある。2003年12月~のことだ。

気温が低く、天候が悪いだろうと覚悟はしていたが、実際に走ってみて、あれほど雪が降るとは思っていなかった。

「あれほど」と言っても、雪国にお住まいの方からすれば、全くたいしたことのない数センチ程度の積雪量。それでも車の走行には支障をきたす。
タイミングが悪ければ旅の行程に影響が出るし、場合によっては旅が続けられなくなってしまうこともある。

しかし この時は、たまたまなのだが、路面が完全に白くなり車の走行が危うくなりかけたころで目的地や宿に到着したり、夜間の積雪がかなりあったのに、翌日の好天と気温上昇で路上の雪がすぐに溶けてしまったりするなどし、事なきを得ていた。

無知、無謀を恥じたうえで、
本当に運が良かったと言わざるを得ない。


ディジョンに入るその日もそうだった。

大晦日を過ごし正月を迎えたボーヌ(Beaune)の町を発ち、
アロース=コルトン(Aloxe-Corton)や、ニュイ=サン= ジョルジュ(Nuits-Saint-Georges)、ヴォーヌ=ロマネ(Vosne-Romanée)、クロ・ド・ヴージョ(Clos de Vougeot)、ジュヴレ=シャンベルタン(Gevrey-Chambertin)など、ワインで名の知られる村々を巡りながら北上し、14時過ぎにディジョンに入った。

宿に荷物を預け、車を返却するため鉄道駅に向かったところで雪が降り始めた。
「おー、今日もギリギリセーフ」・・・などと考えていたような気がするが、我ながら全く呑気なものである。

ディジョンのノートルダム教会(Église Notre-Dame de Dijon)の尖塔にある仕掛け時計。
L'Horloge au Jacquemart de L'Église Notre-Dame

雪に覆われてゆくディジョンの街


ディジョンの街は、古く趣ある建物がシックな雰囲気を醸し、素晴らしかった。
特に、様々な意匠の 華麗な旗が一帯に掲げられたリベルテ通り(Rue de la Liberté)の眺めは壮観で、降る雪とのコントラストが何とも言えず美しく、いつまでも眺めていたい、そんな印象だった。(冒頭写真、また前回記事の冒頭写真を参照)

しかし、雪は美しさを演出してくれる一方で、寒さや冷たさで人にダメージを与えてくる。
歴史あるディジョンの街並みを堪能しようと更に歩いてみるが、強くなる降雪に身体が冷やされ、手足が悴み、たまらず教会に駆け込んでしまう。

ディジョンのノートルダム教会(Église Notre-Dame de Dijon)内部
Église Notre-Dame de Dijon

その後しばらく様子を伺ってみたものの、雪は止みそうになく、このままでは体調を崩しそうでイカンと渋々宿へ移動。この日の散策は諦めることにした。

ホテルの部屋から撮影した雪の様子が下の写真。
この後も雪は降り続き、ディジョンの街は雪に覆われていった。

ディジョンの町に降りしきる雪。(宿泊したホテルの窓から撮影)

夜、暗闇から落ちてくる雪片を眺めながら考えた。
もし、ディジョンに到着するのがあと数時間遅れていたら、おそらく私は車と共に、だだっ広いブドウ畑に囲まれた 人影の無い丘陵地のどこかで立往生していたに違いない。
危なかったなぁ・・・でも、無事で良かったなぁ・・・。

天候については特に 天のご差配にお任せするしか無いわけだが、
冬のブルゴーニュをレンタカーで巡る旅を計画される際には、雪のこと、ご留意いただきたい。



【行き方】
・パリ、リヨン駅からTGVで、およそ1時間40分

【主な見どころ】
・Palais des Ducs de Bourgogne (ブルゴーニュ大公宮殿)
・La Tour de Philippe le Bon (フィリップ・ル・ボンの塔)
・La Cathédrale Saint-Bénigne (サン・ベニーニュ大聖堂)
・Église Notre-Dame de Dijon (ノートルダム教会)
・Église Saint-Michel (サン・ミッシェル教会)
・Rue de la chouette (ふくろうの道)
・Puis de Moïse et Chartreuse de Champmol (モーゼの井戸と旧シャンモル修道院)
・Place de la Libération (リベラシオン広場)
・Rue de la Liberté (リベルテ通り)
・他にも多数あり

【参考サイト】
Office de tourisme de Dijon métropole (ディジョン観光局)
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)

2019-01-11

15年前と今。あ、変わったんだ/ブルゴーニュの中心都市「ディジョン」 【フランス旅】

フランス、ブルゴーニュの中心都市ディジョン。リベルテ通りのストリートミュージシャンと通行人の出会い。
Rue de la Liberté

ディジョン/ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ/フランス
Dijon/Bourgogne-Franche-Comté/FRANCE


雪の音符を眺めながら
かじかむ指で鍵盤を押さえる
街行く人に灯を点すことができたなら
今日はパンにありつけるかな


前回、年始めに掲載する記事を作成するにあたり、
過去の元日に撮影した写真の中から、2006年1月1日撮影のアッシジ(イタリア)の写真を掲載した。

その際ピックアップした写真の中には、別の年の元日に撮影した写真も幾つかあり、ついでというわけではないが、今回はその中から、2004年1月1日撮影のディジョンの写真を掲載する。

今回、改めてディジョンの地図を見たり、資料を読んだりしていて、
「あ、(訪れた当時と)変わったんだ・・・」と思うことが2つあった。

1つは、ディジョンの町がある地域圏の名称。

ボルドーと並び世界的に有名なワイン生産地の地域名として、かつてこの地を「ブルゴーニュ地方」などと気軽に呼んでいた。

もちろん その呼称については、今でもそれで問題ないのだが、
当時は同時にそれが一つの地域圏名となっており、それに慣れてしまったからだろう、現在の「ブルゴーニュ=フランシュ=コンテ地域圏(Bourgogne-Franche-Comté)」という長~い名前やその範囲が、未だしっくりこないでいる。

このサイトでも幾度かとりあげているとおり、フランスは地方制度改革を実行し、2016年1月1日、本土にあった22の地域圏(Régions)の幾つかを合併させ、13とした(コルスを含む)。

その際、ブルゴーニュ地域圏は、東隣にあったフランシュ=コンテ地域圏(Franche-Comté)と合併し、現在の地域圏名、範囲となった。

合併前、ブルゴーニュ地域圏の首府はディジョンだったが、地域圏範囲が広がった合併後も、変わらずディジョンが首府となっている。


生まれ変わるフランスの都市


さて もう1つ、変わったなぁ・・・と感じたのは、町なかの様子だ。
冒頭写真をご覧いただくと、広めの歩道に挟まれるように「車道」が写っている。

ところが、この写真を撮影した同じ場所を、今 google map で見てみてみると、車道はすっかり姿を消し、そこは歩行者専用道路になっていて、「おー、そうなったか・・・」といった感じである。

下の写真は、冒頭写真の「リベルテ通り」から一本入った「ミュゼット通り(Rue Musette)」。
この道は、当時から歩行者専用となっていたが、このようないわゆる裏通りだけでなく、中心街のメイン通りも 今では歩行者専用道路となり、環境や安全に配慮した人にやさしい街に変化してきているのだ。

ディジョンのミュゼット通りは以前から歩行者専用道路で散策がしやすい。
Rue Musette

昨年秋のことだが、「パリ市が、町の中心部への車の乗り入れ制限を推進してゆく、云々」といったニュースを見た。
パリは既にセーヌ河沿いの道を歩行者専用にするなど、排ガスや騒音、安全、環境などの問題に取り組み、実績をあげている。

車の勢いの激しかったセーヌ沿いの道路が、ある年、カフェや公園を配した歩行者専用道路になっていて驚いたことがある。

現在そこにはデッキチェアーや遊具なども置かれ、大人たちの憩いの場、子供たちの遊び場、犬の散歩コース、野外エクササイズ教室などなどなど、他にも様々な楽しいことに使われ、とても心地よい一帯となっている。

やらねばならない、または、良いとされていることは、根強い反対や“しがらみ”があっても、頑として進めてゆくところが素晴らしい。

ヨーロッパの他の国の状況は知らないが、
イタリアは既に多くの町で、町の中心部への車の入場規制が敷かれているし、フランスでも、ディジョンのようにトラム(路面電車)を整備したり、歩行者専用とする道路の範囲を拡げるなどして、美しく生まれ変わっている町が幾つもある。

さて、日本はいかに。。。




【行き方】
・パリ、リヨン駅からTGVで、およそ1時間40分

【主な見どころ】
・Palais des Ducs de Bourgogne (ブルゴーニュ大公宮殿)
・La Tour de Philippe le Bon (フィリップ・ル・ボンの塔)
・La Cathédrale Saint-Bénigne (サン・ベニーニュ大聖堂)
・Église Notre-Dame de Dijon (ノートルダム教会)
・Église Saint-Michel (サン・ミッシェル教会)
・Rue de la chouette (ふくろうの道)
・Puis de Moïse et Chartreuse de Champmol (モーゼの井戸と旧シャンモル修道院)
・Place de la Libération (リベラシオン広場)
・Rue de la Liberté (リベルテ通り)
・他にも多数あり

【参考サイト】
Office de tourisme de Dijon métropole (ディジョン観光局)
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)

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