2019-04-21

信じられない! 大規模火災にショック! パリのノートル・ダム大聖堂 【フランス旅】

消失前のパリ、ノートル・ダム大聖堂。普段は周辺に人がたくさんいるが、誰もいない時間帯の写真。

ノートル・ダム大聖堂/パリ4区/フランス
Cathédrale Notre-Dame/Paris 4e Arr./FRANCE


日本時間4月16日朝、いつものようにradiko(ラジコ)をつけたら、大変なニュースが耳に飛び込んできた。
パリのノートル・ダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)が火事だというのだ。

テレビをつけてみた。
どのチャンネルも、のどかな朝っぽい雰囲気で番組が進行しており、タイミングよくニュースが流れてくることはなかった。

ならばインターネットだ。
開いたページに映し出されていたのは、炎に巻かれる尖塔の姿だった。うぁぁぁっ・・・

その後、動画も見た。不謹慎かもしれないが、映画か何か作られた映像でも見ているようだった。それほど信じられない光景だ。

カテドラルは石材で出来ているから、燃えないもの・・・と、勝手に思っていた。
ところが、その屋根の部分に大量の木材が使用されているということを、今回の報道で初めて知った。

冒頭に掲載した写真は、10年ほど前に撮影したノートル・ダム大聖堂の姿。
日中、このあたりは観光客でごった返しているのだが、誰~もいない、静かな早朝の様子だ。

今回の火災で失われてしまった尖塔や屋根部分がしっかり見えるものはないかと、私の写真ストックの中を探してみたら、これが出て来た。

建物正面からではなく、すぐ横のドゥブル橋(Pont au Double)辺りから撮影している。


薔薇窓は無事か?


パリ・ノートル・ダム大聖堂のバラ窓(Rosace de Cathédrale Notre-Dame de Paris)

ゴシック建築の最たるノートル・ダム大聖堂だが、
尖塔、屋根を損失したと聞くと、有名な薔薇窓(Rosace)がどうなったか、その状態も気になるところ。

後の報道で、薔薇窓は無事・・・というのを見たが、心配は残る。
遠巻きに見た分には大丈夫そうでも、火災の規模からして、かなりの熱が発生しているはず。
ガラスが部分的に溶けてしまっているなどの被害を受けていやしないか、今後の調査が待たれる。


今回、突然にして、パリの重要かつ大切なシンボルの一つが、大きなダメージを受けた。

私のように、たまぁにパリへ赴くフランス好き日本人でも大きなショックを受けるのだから、フランス人の方々や、パリ市民が受けたであろう、その衝撃たるや計り知れない。

しかし、すぐに前を向くのもフランスの良いところだ。
その後 1日にして、再建への寄付が880億円も集まったというのだからスゴイ。

スーパー・スター長嶋さんの言葉ではないが、「パリ・ノートルダム寺院は永久に不滅です」とでも言い放つかのように、数年後には美しく再建され、改めて多くの人々を魅了する、パリの中心地となるだろう。

一方で、高額寄付に批判が出ているとも聞く。これもまた、フランスらしいような気がするなぁ。。。



【 行き方 】
・パリ地下鉄(Métro)4号線「シテ(Cité)」駅より徒歩5分。
・パリ地下鉄(Métro)4号線、またはRER-B線、C線「サン・ミッシェル・ノートル・ダム(Saint-Michel Notre-Dame)」駅より徒歩5分。

【 参考サイト 】
Cathédrale Notre-Dame de Paris (パリ・ノートル・ダム大聖堂)
RATP (パリ交通公社)

2019-04-11

八角形の美しい瞳/カステル・デル・モンテ 【イタリア旅】

イタリア、プーリア州、カステル・デル・モンテの中庭から空を見上げて撮った写真

カステル・デル・モンテ/プーリア州/イタリア
Castel del Monte/Puglia/ITALIA


子供の頃 ビー玉でよく遊んだ
透明の黒っぽいビー玉を覗き込んで
この中にずっとずっと入ってゆくと
どこかに地球があって 僕がいるんじゃないだろうか・・・
そんなことを考えた
夜になると 星空を見上げながら
宇宙は 実は 透明の黒っぽいビー玉で
外から僕が覗き込んでいるんじゃないだろうか・・・
そんなことも考えた
大と小は繋がっている 内と外も交わっている
全てが ひとつでできている



カステル・デル・モンテは上空から見ると、正八角形が組み合わさっった形をしている。

大きな正八角形が中心にあり、その正八角形の八つの角それぞれに、小さな正八角形が配置されている。
中心の大きな八角形は空洞で、そこは中庭になっている。

冒頭の写真はカステル・デル・モンテの中庭から上空を見上げて撮った写真。
見上げて・・・と言っても、普通に見上げて撮ったわけではなく、カメラの画角が足りないために地面に寝転び、それでも足りなかったので2枚に分けて撮影し、あとで合成した。(2007年のことです。)

たまたま他に訪問者がいなかったので、寝っ転がることができたのだが、
そこから眺める正八角形に模られた青い空は、こちらからもあちらからも見、見られている瞳のようで、何とも言えない不思議な美しさを感じた。

カステル・デル・モンテ(Castel del Monte)の中庭中央に寝っ転がって空を撮影。

上の写真は、その八角形の中心に寝っ転がって撮影をしているところ。(※同行していた妻が、知らぬ間に撮っていました。)

今になって気がついたのだが、
パッと見、この寝転んでいる私の姿形、シチリアのマークや、今年(2019)で言うと NHK大河ドラマ「いだてん」の題字ロゴとしても使われている三脚巴(トリスケル)っぽくね。。。


「カステル・デル・モンテ=UFO用五徳」説


前回記事に、「カステル・デル・モンテ=秘密基地」説を勝手に唱え、秘密基地は、遊びや自然と戯れるための・・・などと記したが、
八角形の中央に寝転がってみると、この場所は、自然どころか、空や宇宙と戯れるために造られたものではないか・・・などと壮大なことを想像する。

ガスレンジや火鉢の上にある、鍋やヤカンを乗せる金属の爪のようなものを「五徳」という。
カステル・デル・モンテは、空から地球に降りて来た円盤型UFOを載せる五徳の役割を担っていたのではないか・・・と、懲りずに「UFO着陸基地説」を唱えたくなるのだ。。。

カステル・デル・モンテの駐車場には眠そうな犬たちが佇んでいます。

私の妄想とは関係なく、外の駐車場では眠そうなワンコたちが、自由にのんびり佇んでいた。
この至極平和~~~な空気が、空との接点のようなこの場所から、宇宙全体へ、もっともっと拡がってゆけばいいのに。


【 行き方 】
・バーリ空港(Aeroporto Internazionale di Bari-Karol Wojtyla)からレンタカーでおよそ1時間(約50㎞)
・バーリ(Bari)から鉄道かバスを使い、最寄りの町アンドリア(Andria)へ移動。
 アンドリアからカステル・デル・モンテまで、バスで20~30分。(1日数本のみ)

【 参考サイト 】
Castel del Monte (カステル・デル・モンテ公式サイト)
Ferrovie del Nord Barese (バーリ・ノルド鉄道)

2019-04-01

ローマ皇帝の秘密基地だったりして? カステル・デル・モンテ 【イタリア旅】

ユネスコの世界遺産(文化遺産)に登録されている、13世紀にローマ皇帝フリードリヒ2世(フェデリーコ2世)によって建築された中世の城「カステル・デル・モンテ」。八角形を象徴的に取り入れ設計されている。

カステル・デル・モンテ/プーリア州/イタリア
Castel del Monte/Puglia/ITALIA


プーリア州の州都バーリ(Bari)の西およそ55㎞。
広大な田園風景が広がるアルタ・ムルジャ国立公園(Parco nazionale dell'Alta Murgia)北端の緩やかな丘の上にその城はある。

城にも色々あるけれど、はたしてこれを城と呼んでよいのか、そう感じてしまう不思議な建物。

13世紀半ばに、ローマ皇帝のフリードリヒ2世(フェデリコ2世/Federico II)が建てたということだが、見たところ、「戦いのための」というのでもなさそうだし、「住まい」にするには、ちょっと物足りない。

実際問題、何のために造られた城なのか よくわかっていないらしいのだが、私が勝手に想像するのは「壮大な秘密基地」説だ。(現在のところ「狩猟のため」という説が有力とのことです。)

年代や、育った地域、環境にもよるが、
子供の頃、近所の林の中や、空き地の土管に「秘密基地」なるものを作った男子は多い。
ゲームや小道具を持ち寄って仲間と遊んだり、虫取りなど自然と戯れる研究拠点にしたりして利用した。
木箱を用意するなどし、家へ連れて帰ることの叶わない、捨てられていた仔犬や子猫の世話をした少年少女もいただろう。

フリードリヒ2世さんも偉い人とはいえ人の子だ。しかも男子。
権力があるので、それなりのモノを作ることができる。
そして、おそらく学識があり、キチンとした性格の人物ではなかったか。
建物の形を見れば、何となく想像がつく。



横から見ている分には判らないが、城を真上から見ると、きっちり八角形に造られている。
また、その正八角形の八つの角それぞれに、正八角形の小塔が配置されている。
中庭もまた正八角形。

この基地を使い、居城ではできない遊びや自然観察、勉強や何かの試みなど、様々な楽しみを行ったのではないか。
数字の8を美しく城に溶け込ませる建築自体も楽しみながら・・・。

と、ここで気がついた。
「カステル・デル・モンテ=秘密基地」説を思い切って唱えてみたが、秘密基地は「秘密」でなければいけないのだった。

ここはなだらかな丘の上。周辺地域を見下ろしても、何もない。
茂みの中に隠されているわけでもなく、サンダーバードの基地のように地下にあるわけでもない。
この城は 傍からチョー丸見え。秘密には できそうもない。。。

私が立てた説は、あっけなく崩れ去った。

カステル・デル・モンテの建つ丘から周辺地域を見渡した様子
カステル・デル・モンテがある丘の上から周辺を見渡す



【 行き方 】
・バーリ空港(Aeroporto Internazionale di Bari-Karol Wojtyla)からレンタカーでおよそ1時間(約50㎞)
・バーリ(Bari)から鉄道かバスを使い、最寄りの町アンドリア(Andria)へ移動。
 アンドリアからカステル・デル・モンテまで、バスで20~30分。(1日数本のみ)

【 参考サイト 】
Castel del Monte (カステル・デル・モンテ公式サイト)
Ferrovie del Nord Barese (バーリ・ノルド鉄道)

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