パリ/イル・ドゥ・フランス/フランス
Paris/Île-de-France/FRANCE
パリ、エッフェル塔(La Tour Eiffel)のキラキラは有名だが、午前1時のキラキラは他の時間帯の それと 一味ちがう。
どう違うか。。。それを説明する前に、「キラキラとは何ぞや?」とおっしゃる方に簡単に説明すると、、、
まず、「エッフェル塔」は日没後ライトアップされる。
東京タワー や 東京スカイツリー、その他の様々な○○タワーも、夜になると だいたいがライトアップされるが、エッフェル塔はライトアップされると、塔全体が黄金色に輝く。(↑冒頭写真参照)
この黄金色の輝きが、エッフェル塔のライトアップのベースなのだが、
それに加え、日没から午前1時までの 毎時00分から05分くらいまでの間、白く煌めく光の粒が、更に 塔全体を包むような 特別な輝き方をする。(↓の写真参照)
<2014年4月 午後11時に撮影> |
細やかな白い光が点滅し、全体がキラキラと輝いて見える。
このイベント的ライトアップの名称については、はっきりとは知らないのだが、聞くところによると、「シャンパン・フラッシュ」とか「ダイヤモンド・フラッシュ」と呼ばれているらしい。
塔全体が、まさに シャンパンの泡のような はじけるダイヤの粒を纏ったように見え、とても美しい。
これが いわゆるエッフェル塔のキラキラだ。
午前1時の「キラキラ」ライトアップ は、趣が ちょっと違う
「黄金色に輝く塔が 白くきらめく光の粒を纏う」のがノーマルなキラキラなのだが、午前1時のキラキラは 少し趣が異なっている。
上の写真と、下の写真を見比べていただきたい。
その違いが 一目で わかる。
<2016年 1月1日 午前1時に撮影> |
午前1時のキラキラには、黄金色の輝きがない。
つまり、ベースとなるライトアップが消された状態で「白く煌めく光の粒」だけがキラキラ、チカチカしている状態なのだ。
以前も書いたが、この午前1時のキラキラについては、様々な意見がある。
美しさや 華やかさで言うと、黄金色の輝きがベースにある ノーマルなキラキラの方が 勝っている。
そのため、実際に「1時まで待って見てみたが、地味な印象で、今ひとつ・・・」といった声もあるようなのだ。
しかし 私は、この地味なキラキラが 結構好きなのである。
昔、家の台所のシンクの上あたりに「瞬間湯沸し器」という、大きなリックサックを金属で作ったような形状のものがあった。(←若い方がご存知ないかも、と思いまして・・・。パロマとかリンナイとか、そういったメーカーのものです。)
ガス管と水道管とに繋がっていて、給湯ボタンを押すと(またはレバーをひねると)、湯沸し器の中で火がつき、蛇口からお湯が出てくるといった器具だ。
湯沸し器の本体には「小窓」がついていて、外側から 中が見えるようになっているのだが、そこは真っ暗闇で、種火だけが小さく灯っている。
ところが給湯ボタンを押した瞬間、「ボッ」という音とともに青白い炎が、湯沸し器の中の暗闇に広がる。
「暗闇」は「暗闇ではないところ」との境が認識できない。
外から見れば、そこが湯沸し器の中という限られたスペースであっても、小窓から覗く世界は 限りの無い「暗闇」で、それは「宇宙」や「夜空」をイメージさせる。
例えがちょっとシュールになってしまったけれど、夜空に浮かび上がる 午前1時のキラキラは、湯沸し器の中の深~い暗闇に広がる 青白い炎を 思い起こさせるのだ。
「どう、キレイでしょ?」と 美しくポーズを決める、自信たっぷり黄金色のキラキラより、
ノスタルジックで ちょっと寂し気なキラキラが、何だか、イイんだよなぁ。
【参考サイト】
・Site officiel de la tour Eiffel (エッフェル塔 公式サイト)