2018-10-01

風光明媚なエロー峡谷に架かる「悪魔の橋」/サン=ギレーム=ル=デゼール(近郊) 【フランス旅】

サン=ギレーム=ル=デゼール(近郊)にある、ロマネスク芸術の先駆け「悪魔の橋(Pont du Diable)」
悪魔の橋(Pont du Diable)

サン=ギレーム=ル=デゼール(近郊)/オクシタニー/フランス
Saint-Guilhem-le-Désert/Occitanie/FRANCE


モンプリエ(Montpellier)からサン=ギレーム=ル=デゼールへ向かう途中、地図を見ていて気になる場所があった。
平地から山岳地へ入ってゆく入口あたりにそれはあり、Pont du Diable(悪魔の橋)とある。

わー、こんな名前を見せられたら、立ち寄らずにはいられないではないか。。。
「悪魔の橋」というくらいだから、昔からここで色々あったんじゃないかと想像もする。

近くの駐車場に車を停め、行ってみた。

それは、あまり大きくない、素朴な石造りの橋。
どうして「悪魔」の名称が付いたかはわからないが、それがとても古いものだというのがわかる(11世紀ころに造られたようです)。

また、橋は切り立った峡谷に架かっていて、橋の上から下を覗けば結構深い。
かつて橋が無かったころ、巡礼者たちはどうやってここを渡ったのだろう。そんな疑問も湧いてくる。


現在、通常利用されるのは隣の橋


サン=ギレーム=ル=デゼール(近郊)にある「悪魔の橋(Pont du Diable)」の横に造られた新しい橋と峡谷の眺め
「悪魔の橋」の隣に架けられている新しい橋

「悪魔の橋」のすぐ横に、新しく造られた大きめの橋がある。

この橋に「新悪魔橋」といったような名前がつけられているかはわからないが、つい最近造られた橋というわけでもなく、それなりに年季を感じる。

「悪魔の橋」は現在、歩行者や自転車のみが利用でき、車やバスについては、この新しい方の橋を渡ることになる。

上の写真は、「悪魔の橋」側から、新しい橋を見た景色だが、ご覧のように、橋の形状も美しく深い峡谷が際立って見えるため、一帯は二つの橋を併せた観光スポットのようになっている。


サン=ギレーム=ル=デゼール(近郊)にある「悪魔の橋(Pont du Diable)」の下流、エロー川の流れが穏やかで湖のようになった場所

また、「悪魔の橋」のすぐ下流には、エロー川の水が溜まり、小さな湖のようになっている場所がある。
水流は穏やかで、地元の人がのんびりと釣りをしたり、犬の散歩に訪れたりしている。

山の狭間にあるサン=ギレーム=ル=デゼールの村とは、また違った魅力があり、派手さは無いが、風光明媚。

岩に腰掛け佇めば 気持ちよく、そこに悪魔の姿など 見当たらない。




【 行き方 】
・モンプリエ空港(Aéroport de Montpellier Méditerranée)から、レンタカーでおよそ1時間

【主な見どころ】
・Pont du Diable (悪魔の橋)
・Gorges de l’Hérault (エロー峡谷)

【 参考サイト 】
Office de Tourisme Saint-Guilhem-le-Désert (サン=ギレム= ル=デゼール観光案内所)

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