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2017-10-01

ルルドの蝋燭行列(La Procession Mariale)に参加して 平和~な気分に 【フランス旅】

カトリックの聖地ルルドの蝋燭行列の様子。聖母マリアの像を先頭に多くの方が蝋燭を持って歩いている。
蝋燭行列の様子。聖母マリアの像を先頭に多くの方が蝋燭を手に歩いている。

ルルド/オクシタニー/フランス
Lourdes/Occitanie/FRANCE

何をしたつもりもない
それでも 誰かの心に 小さく 火が灯ったら
それは とっても 幸せなこと


旅行でこのあたりに訪れることがあるなら、ルルドに宿をとって、蝋燭行列
(La Procession Mariale)に参加、もしくは見学するのがいい。

聖母マリアの像を先頭に、蝋燭を持った大勢の人たちが列をなし、サンクチュアリ内を歩く。
静かに、ゆっくりと・・・。

私は、少し高くなっている カテドラルのテラスから、行列を眺めていた。
冒頭写真の眺めが それだ。

徐々に陽が暮れてゆき、行列は 金色の粒を纏った 光の帯となってゆく。

行列の側から、私たちがいるカテドラルの方を眺めても、きっと美しいだろう。
私たちの背後に陽が沈み、まさに今、夕焼けから夕闇へと 空がドラマチックに移ろいでいる。
(※2017年8月11日の記事 の写真をご参照ください。)

隣で同じように行列を眺めていた女性が、私に声をかけてきた。
「火をどうぞ」(たぶん)英語だった。
「Thank you」私は 彼女が差し出してくれた蝋燭の火に 自分の蝋燭を近づけ、火をもらった。
そして、反対隣りで行列を眺めていたカップルに、自分の蝋燭を差し出した。
何と言ってよいのかわからなかったので、無言で。でも顔の表情で言葉を作って。

「Merci」そう言って 火を受け取った彼らも、すぐまた隣の人へと 火を繋いだ。

行列のあと、そのままミサが始まる


ルルドの蝋燭行列のあと、カテドラル前の広場で行われる大規模なミサ
蝋燭を持った大勢のミサ参加者が、広場にも、カテドラルのテラスにも。

人々がカテドラル前の広場に集まり行列が終わると、そのままミサが始まる。

蝋燭行列の謂われや、ミサの中で行われる所作、語られる言葉の意味は、私にはよくわからない。
それでも、とにかくそこにいて、耳を傾けたり、動きを真似ていると、厳粛で平和~な気分になってくる。

その平和~な気分も、自分の中の平和というより、自分の外の平和というか、全体の平和というか・・・、うまく言えないのだけれど、広く大きな、大きいけれど決して強引ではない、そんな「力」を感じる。

例えば・・・火は、大きな炎となれば威圧感を持つけれど、その火を小さいまま皆に行きわたらせれば、エネルギーとしての総量が同じだとしても、大きな炎に比べ、美しく感じたり、恐怖心が湧かなかったり、「熱い」ではなく「温かい」だったり、なにか そんな感じ、かな。。。

ミサに参加しながら、時折、周囲を見渡すなどして、客観的にその全体を感じてみる。
コンサート会場で、一旦、演者から目を逸らせ、観客席を見渡してみるような、それに似た感覚。
多くの人の思いが、小さな蝋燭の火となって、ここに集結し無数に煌く様子は、筆舌しがたい。


ミサは、周囲にいる 初めて会った 見知らぬ人たちと 握手をし合って 終わる。

私も 近くにいた人たち(アフリカからの方が多かったなぁ)と握手をしたり、ビズ(bise)をしたりし、「おやすみ」とか「よい旅を続けてね」など、簡単な言葉を交わしながら、人々の流れに乗って サンクチュアリをあとにした。



【行き方】
・鉄道を利用する場合
 パリ、モンパルナス駅から、TGVで5時間弱
 トゥールーズ・マタビオ駅(Gare de Toulouse-Matabiau)から、およよ2時間~2時間半。
・飛行機を利用する場合
 パリ、オルリー空港から、タルブ・ルルド・ピレネー空港(Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées)まで、およそ1時間半。
 空港からルルドまで、バス、タクシーで およそ20分。

【主な見どころ】
・Le Sanctuaire Notre-Dame de Lourdes (ルルド聖域)
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes (ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂)
・Grotte de Massabielle (マッサビエルの洞窟)
・La Maison Natale de Bernadette (ベルナデットの生家)
・Le château fort de Lourdes (ルルド城塞)
 他多数

【参考サイト】
LOURDES SANCTUAIRE (ルルド・サンクチュアリ)
Office de Tourisme de Lourdes (ルルド観光局)
Lourdes L'inspiratrice (ルルド・オフィシャル・サイト) 
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)
Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées (タルブ・ルルド・ピレネー空港)
Transport MaLigne (タルブ・ルルド・ピレネー空港からルルドまでのバス)

2017-09-21

カトリックの聖地「ルルド」の夜/穏やかな、幸せそうな表情で人々が集う 【フランス旅】

カトリックの聖地ルルドの奇跡の泉が湧く洞窟内部から見た様子
Grotte de Massabielle

ルルド/オクシタニー/フランス
Lourdes/Occitanie/FRANCE


ルルドのサンクチュアリ(聖域)には、夜になってもたくさんの人が訪れている。

冒頭の写真は、8月21日の記事にも登場した、奇跡の泉が湧き出るマッサビエル洞窟(Grotte de Massabielle)の内部から外を眺めた様子。

たくさんの人たちが祈りを捧げている。

長い列に並んで、洞窟の中の 泉のそばに 立ち入ることができるのだが、このとき 私は、洞窟の外の 祈りを捧げる人たちの姿や、その空間に漂う荘厳な雰囲気に圧倒され、肝心なことを忘れていた。

ルルドの泉が 洞窟の中で どんな風に湧いているのか、その様子を見逃してしまったのだ。
ああ・・・。

奇跡を起こす「ルルドの泉」のいわれ


その ルルドの泉だが、
聖母マリアの姿を何度も目撃した少女に、マリアが伝えた場所から湧き出たと伝わっている。

要約すると――

1858年2月11日。14歳の貧しい少女ベルナデット(Bernadette)がマッサビエル洞窟の近くで薪拾いをしているとき、聖母マリアの姿を見る。
その後、18度にわたり彼女は聖母出現を目にすることになるのだが、その9回目、マリアから 泉の湧く場所 を告げられ、「泉の水を飲みなさい。泉の水で洗いなさい」と言われる。
お告げのあった場所を ベルナデットが探ると、マリアの言葉通り 泉が湧き、その水で 病気を患った人が患部を洗ったり、飲んだりすると、病が癒える奇跡が起こった。

――ということらしい。

聖母マリアが現れたと言われる、ルルドの奇跡の洞窟で祈りを捧げる人々
ルルドの泉が湧き出るマッサビエル洞窟
聖母マリアが現れたと言われるこの場所で大勢の人が祈りを捧げている

ところで、少女ベルナデットが聖母マリアを見たとき、一緒にいた他の人たちにマリアの姿は見えなかったらしい。

つまり、通常 見えないものが、彼女には見えたということになる。

見えないものが見えてしまう。これはある意味怖いこと。
しかし、彼女にそんな感情は生まれなかったのではないか。むしろ、とても幸せな気持ちになったのだろう。

というのも、、、
今ここに集う人たちの表情が、とても穏やかで 幸せそうなのだ。

そんな中、一日を締めくくる蝋燭行列(La Procession Mariale)が動き出す。



【行き方】
・鉄道を利用する場合
 パリ、モンパルナス駅から、TGVで5時間弱
 トゥールーズ・マタビオ駅(Gare de Toulouse-Matabiau)から、およよ2時間~2時間半。
・飛行機を利用する場合
 パリ、オルリー空港から、タルブ・ルルド・ピレネー空港(Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées)まで、およそ1時間半。
 空港からルルドまで、バス、タクシーで およそ20分。

【主な見どころ】
・Le Sanctuaire Notre-Dame de Lourdes (ルルド聖域)
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes (ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂)
・Grotte de Massabielle (マッサビエルの洞窟)
・La Maison Natale de Bernadette (ベルナデットの生家)
・Le château fort de Lourdes (ルルド城塞)
 他多数

【参考サイト】
LOURDES SANCTUAIRE (ルルド・サンクチュアリ)
Office de Tourisme de Lourdes (ルルド観光局)
Lourdes L'inspiratrice (ルルド・オフィシャル・サイト) 
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)
Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées (タルブ・ルルド・ピレネー空港)
Transport MaLigne (タルブ・ルルド・ピレネー空港からルルドまでのバス)

2017-09-11

日本の お盆のお墓参りを思い出す/オクシタニー地域圏・ルルドのサンクチュアリ(聖域)にて 【フランス旅】

カトリックの聖地、フランスはルルドのサンクチュアリ内で蝋燭の整備をする係員の写真
並べられた大きな蝋燭の世話をする係員さん

ルルド/オクシタニー/フランス
Lourdes/Occitanie/FRANCE


沐浴施設の隣にある、蝋燭がたくさん並ぶエリアを歩いた。(8月21日の記事からの続きです。)通路の両側に小屋がいくつも並んでいる。

一見すると日本のお祭りなどで見る屋台の並びのようだが、もちろん それは リンゴ飴 や 綿飴 を売ったりするお店でも、金魚すくいなどをする屋台でもなく、全ての小屋が丸ごと「燭台」になっている。

人々が、順々に蝋燭を手向け、祈りを捧げて行く。

蝋燭は、長さ30㎝くらいの白く細長いシンプルなものから、人の背丈ほどある、大きくカラフルなものまである。

大きな蝋燭には 文字が書かれていたり、美しい装飾がされているものもあるので、何らかの願いが込められていたり、何かに捧げる祈りを表しているのだろうが、私には よくわからない。

いろいろな町の教会を訪れたときなど、固形燃料(旅館で鍋を温めるとき等に使うあれです。)みたいな形の小さな蝋燭に火を灯し、薄暗い教会内で祈りを捧げて行く人を見ることはよくあるが、屋外でのこういう光景は、あまり 目にすることが無い。

カトリックの聖地ルルドの聖域内で蝋燭を手向ける人々の写真

8月の強い陽射しの下、蝋燭を手向け 祈りを捧げて行く人々の姿は、日本での お盆のお墓参りを 私に思い出させた。

もちろんここはお墓ではないので、祈りを捧げている皆さんは、ご先祖様と会話をしているわけではない。
全くの想像だが、世界の平和や、大切な人の健康、幸せなどを祈っているのだと思う。

蝋燭を手向ける人の心の持ちようは、その信仰や、洋の東西で全く異なるのだろうが、どちらにしても この雰囲気は、人の心を穏やかにしてくれる。

ルルドは普通の小さな町でもある


カトリックの聖地として、年間に500万人を超える人が世界中から訪れると言われるルルドだが、その訪問者の多くは巡礼の方々で、サンクチュアリ(聖域)への訪問を目的にやって来る。

そのため、ルルドの話をしようとすれば、当然サンクチュアリのことがメインになってしまい、特別な場所として紹介してしまいがち。

町の構成にしても、中心はサンクチュアリであり、門前町のように 多くのホテルが周辺に建ち、参道に沿って土産物屋や飲食店が並び、そして住宅街が広がる。

カトリックの聖地として特別視されがちな町だが、住宅街は 他の町と何ら変わらない。

メリー(mairie/役場)があり、教会があり、床屋も 雑貨屋もあり、クリーニング屋も 電気屋も、携帯ショップも 映画館も、そして、もちろんマルシェ(marché/市場)もある。

マルシェがある! と聞くと行きたくなってしまう私は、翌朝さっそく出かけてみた。

フランス、オクシタニー地域圏、ルルドのマルシェ
Place du Champ Commun, Lourdes

時間が早かったのか、お客さんの姿は まだ少ない。
人の好さそうなムッスュに声をかけてみる。「すみません。ちょっと写真を撮らせてもらっていいですか?」
「Bien sûr!(もちろん!)どんどん撮れ。んだけど、別に珍しいもんは売ってないぞ。ガハハ」
「あ、ありがとうございます。。。」

当たり前だが、他の町のマルシェとなんら変わらない。
ルルドは普通の町でもある。

フランス南西部、カトリックの聖地ルルドのマルシェ
Place du Champ Commun, Lourdes


【行き方】
・鉄道を利用する場合
 パリ、モンパルナス駅から、TGVで5時間弱
 トゥールーズ・マタビオ駅(Gare de Toulouse-Matabiau)から、およよ2時間~2時間半。
・飛行機を利用する場合
 パリ、オルリー空港から、タルブ・ルルド・ピレネー空港(Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées)まで、およそ1時間半。
 空港からルルドまで、バス、タクシーで およそ20分。

【主な見どころ】
・Le Sanctuaire Notre-Dame de Lourdes (ルルド聖域)
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes (ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂)
・Grotte de Massabielle (マッサビエルの洞窟)
・La Maison Natale de Bernadette (ベルナデットの生家)
・Le château fort de Lourdes (ルルド城塞)
 他多数

【参考サイト】
LOURDES SANCTUAIRE (ルルド・サンクチュアリ)
Office de Tourisme de Lourdes (ルルド観光局)
Lourdes L'inspiratrice (ルルド・オフィシャル・サイト) 
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)
Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées (タルブ・ルルド・ピレネー空港)
Transport MaLigne (タルブ・ルルド・ピレネー空港からルルドまでのバス)

2017-08-21

カトリックの一大聖地ルルド。奇跡の泉が湧き出でる、多くの巡礼者が祈りを捧げる聖域で、我々観光客は・・・ 【フランス旅】

ルルド聖域にて、沐浴を終え、十字架を担いで歩く女性
沐浴を終え、十字架を担いで聖堂へ向かう女性 / ルルド聖域にて

ルルド/オクシタニー/フランス
Lourdes/Occitanie/FRANCE


敬虔な信仰心を持ち、祈りのため、病気の治癒のため、摯実な思いを抱き この町を訪れる人が多いと聞く。
そんな カトリックの聖地ルルドへ向かっていた 私の気持ちは、当初「軽い気持ちで訪れてしまってもよいのだろうか・・・」だった。

しかし、街なかや、サンクチュアリ(聖域)内部を歩くにつれ、私の考えは杞憂であることがわかってくる。

もちろん、周りにいるのは 巡礼の方々がほとんどなので、そこここで祈りを捧げている人がたくさんいるのだが、私のような 若干ミーハーな観光客でも、皆さんのお邪魔をしなければ、寺社仏閣を巡るような いつもの感覚でいても問題はない。

特別に畏まる必要もなく、万病を治すと言われている「ルルドの泉」を 口にすることもできるし、サンクチュアリ内部に幾つも存在する聖堂で執り行われている様々な言語でのミサにも、自由に参加したり、見学したりすることができる。

私の訪問中、ある場所ではイタリア語で、ある場所では ちょっと解らない言語で、粛々とミサが行われていた。

また、神父さんがお話しをされる演壇横に、コートジボワールの国旗を掲げ 執り行われているミサがあった。
式辞の途中途中で歌われるのが、これまでよく耳にしてきた優美な曲調の讃美歌ではなく ゴスペルのようで、そのエネルギッシュで爽やかな雰囲気に とても惹きつけられた。

「わぁ、なにか・・・とても、気持ちいい」
しばらく、その空間に居させてもらった。

ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂内部の礼拝堂で行われているミサの様子
サンクチュアリ内部にある聖堂の一つ。
ここでは今、コートジボワールの方々のミサが行われている。

奇跡を起こすと言われる「ルルドの泉」へ


ロザリオ大聖堂が立つ岩盤の下には洞窟があり、泉が湧いている。
有名な「ルルドの泉」だ。

泉から湧き出る水は、病気治癒の奇跡を起こすとされている。

病気治癒の奇跡を起こすルルドの泉が湧く洞窟。この場所でマリアが目撃されたとされている。
ルルドの泉が湧き出る洞窟。この場所に聖母マリアが現れたと言われている。

「泉」と言っても、洞窟の中の 水が湧き出ているところから、直接水を汲んだり 飲んだりすることができるわけではなく、近くの蛇口を利用する。
たくさんの人に行きわたるように、泉の水が そこから出てくるのだ。

蛇口のボタンを押し、両手に水を溜め、その場でゴクゴク飲む人もいれば、水を持ち帰る為に タンクやペットボトルに注ぐ人もいる。

また、お土産にするために、聖母マリアの形をした 小さなボトルに水を入れている人もいる。(マリア様の形のボトルは 大きさも数種類あり、街のお土産物屋さんで売っています。)

小さな子供も、大人も、お年寄りも、そして、身体の不自由な人や 歩行に自信のない人は、ボランティアと思しき方々が曳く人力車のような乗り物に乗って この場所に赴く。

泉の水を口にし、健康な人は健康なままに、病気や怪我を抱える人は 奇跡を・・・、そう願って。

奇跡を起こすと言われるルルドの泉が流れ出る蛇口に並ぶ老若男女
ルルドの泉を飲むことができる 蛇口に並ぶ人たち

沐浴施設の周囲は また少し異なる雰囲気が


洞窟がある場所から更に奥に進むと、たくさんの蝋燭が並ぶ場所、そしてその先に沐浴施設がある。

沐浴施設の前では、朝からたくさんの人が集まり、静かにその順番を待っている。

並んでいる人たちの中には、目を閉じ、ブツブツと祈りの言葉を呟いている人がいる。
障碍を持った方々も 付き添いの方と一緒に並んでいる。

皆さんそれぞれ表情は穏やかだが、私とは そこにいることに対する気持ちに 大きな違いがある。それがよくわかる。

沐浴というのが、どういうふうに行われるのか。
また、ここで沐浴をすると、どんな気持ちになるのか。
興味はあったが、おそらく長時間待つことになるのと、ルルドに入る前に抱いていた気持ち「軽い気持ちでよいのか?」が、ここで再び頭をよぎり、今回は参加を見送ることにした。

ルルド聖域(サンクチュアリ)で沐浴の順番を待つ大勢の人たち
朝早くから沐浴の順番を待つ大勢の人たち


【行き方】
・鉄道を利用する場合
 パリ、モンパルナス駅から、TGVで5時間弱
 トゥールーズ・マタビオ駅(Gare de Toulouse-Matabiau)から、およよ2時間~2時間半。
・飛行機を利用する場合
 パリ、オルリー空港から、タルブ・ルルド・ピレネー空港(Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées)まで、およそ1時間半。
 空港からルルドまで、バス、タクシーで およそ20分。

【主な見どころ】
・Le Sanctuaire Notre-Dame de Lourdes (ルルド聖域)
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes (ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂)
・Grotte de Massabielle (マッサビエルの洞窟)
・La Maison Natale de Bernadette (ベルナデットの生家)
・Le château fort de Lourdes (ルルド城塞)
 他多数

【参考サイト】
LOURDES SANCTUAIRE (ルルド・サンクチュアリ)
Office de Tourisme de Lourdes (ルルド観光局)
Lourdes L'inspiratrice (ルルド・オフィシャル・サイト) 
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)
Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées (タルブ・ルルド・ピレネー空港)
Transport MaLigne (タルブ・ルルド・ピレネー空港からルルドまでのバス)

2017-08-11

ルルドの8月15日(聖母被昇天祭)/世界中から巡礼に訪れる人たちを 厳戒態勢の街が迎える 【フランス旅】

夕焼けを背にしたフランス、ルルドのロザリオ大聖堂
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes

ルルド/オクシタニー/フランス
Lourdes/Occitanie/FRANCE


軽い気持ちで訪れてしまってもよいのだろうか――。
信仰心も 信心深さも無い私は、そんな不安をちょっとだけ胸に秘め、ポー空港(Aéroport Pau Pyrénées)に降り立った。
(※2016年の夏のことです。)

ここからカトリックの聖地ルルドまで およそ60㎞。
レンタカーで 1時間30分ほどだ。

ルルドの町のことを知ったのは随分前のこと。とても真面目そうなテレビ番組の中だった。

「ここに来られた」ことで嬉しそうにしている人たちの ささやかな笑顔や、地面に膝をつき真剣に祈っている姿といった、巡礼者の方々の様子を見ながら、「いつかこの町に行ってみたい」。何となく、そう思ったのだ。

ただ、調べてみれば そこはカトリックの一大聖地。
巡礼者は世界中から訪れ、年間の訪問者数は 500万人とも600万人とも言われている。

沐浴をしたり、泉から湧き出る聖水を飲んだり 持ち帰ったりと、病を癒すため、奇跡を信じ、重厚な思いを抱いて訪れる人も多い。

8月15日の聖母被昇天祭のため通行規制をしているルルドの街

町じゅう 通行止めばかり


ルルドの町の西側から 車で市街地へ入ろうとしたところ、町の入り口付近に、コンクリートの大きな塊と一緒に「Route Barrée」(通行止め)の看板が置かれ、通行規制が敷かれていた。

あらら、そうですか。工事か何かやってるのかな・・・。
それなら と 来た道を戻り、迂回して北側からメインロードに入ろうとすると、またもや「Route Barrée」(通行止め)。

うぬぬ・・・。
再び来た道を戻り、今度は町の南側から・・・。
街なかにも ところどころ通行規制が敷かれている。くねくねと細い路地を使いながら、やっとの思いで宿にたどり着いた。

何故、こんなにも道が規制されているのだろう・・・。
しばらくして、その理由がわかった。

ちょうど1ヶ月前の 2016年7月14日 。
日本で「パリ祭」と呼ばれている フランスの革命記念日(Le Quatorze Juillet)に、ニース(Nice)で起きた 車両による テロ事件が影響していたのだ。

祝祭の花火見物のため、人がたくさん集まっていた ニースの プロムナード・デ・ザングレ(Promenade des Anglais)に 大型トラックが突っ込み、86名の方が亡くなり、400人以上の負傷者(AFP通信より)が出た。

つまり、大きな行事があり、人が大勢集まる場所が また狙われる恐れがあるということなのだ。

フランスは 翌日の 8月15日、聖母被昇天祭(L'Assomption)を迎える。
そのため ルルドには、この日を目指し、多くの巡礼者が訪れている。

実際、参道沿いの土産物屋や飲食店は とても賑わっていたし、町はずれにある駐車場では、カラフルな大型観光バスから たくさんの人が降りてくる。

まるで日本の温泉街のように林立する大小のホテルも、その多くが満室のようだ。

街には 機関銃を携えた警備兵の姿もあり、サンクチュアリ(聖域)と呼ばれるエリアに入るには、持ち物検査が必須になっていた。

そして、車道には、車が暴走できないように、通行止めのコンクリートが置かれたり、工事用の重機などを置いて時差式に交通規制を敷くなど、外来車両が簡単に侵入できないようにしていたのだ。

車の暴走から歩行者を守るためバリアーになている重機車両、ルルドにて。
車の暴走や侵入を防ぐバリアーとして置かれている重機車両

さて、この厳戒態勢のなか、街を散策したり、サンクチュアリ内部を見学させていただくことになるのだが、冒頭に記した、この聖地を「軽い気持ちで訪れてしまってもよいのだろうか」といった 私の不安な気持ちは まだ、宙に浮いたままでいる。


【行き方】
・鉄道を利用する場合
 パリ、モンパルナス駅から、TGVで5時間弱
 トゥールーズ・マタビオ駅(Gare de Toulouse-Matabiau)から、およよ2時間~2時間半。
・飛行機を利用する場合
 パリ、オルリー空港から、タルブ・ルルド・ピレネー空港(Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées)まで、およそ1時間半。
 空港からルルドまで、バス、タクシーで およそ20分。
 ※このとき(2016年)私は 本文にありますように、ポー空港(Aéroport Pau Pyrénées)を使いましたが、フライトスケジュールが合うようでしたら、タルブ・ルルド・ピレネー空港が便利です。

【主な見どころ】
・Le Sanctuaire Notre-Dame de Lourdes (ルルド聖域)
Basilique Notre-Dame-du-Rosaire de Lourdes (ノートル・ダム・デュ・ロザリオ大聖堂)
・Grotte de Massabielle (マッサビエルの洞窟)
・La Maison Natale de Bernadette (ベルナデットの生家)
・Le château fort de Lourdes (ルルド城塞)
 他多数

【参考サイト】
LOURDES SANCTUAIRE (ルルド・サンクチュアリ)
Office de Tourisme de Lourdes (ルルド観光局)
Lourdes L'inspiratrice (ルルド・オフィシャル・サイト) 
Voyages-SNCF (TGV時刻検索)
Aéroport Tarbes-Lourdes-Pyrénées (タルブ・ルルド・ピレネー空港)
Transport MaLigne (タルブ・ルルド・ピレネー空港からルルドまでのバス)

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