2019-11-21

市街地での路上駐車について ③(PAYANT駐車スペースで 最近よく見るパーキング・チケット発券機の使い方)【フランス旅】

フランス各地で最近目にするようになった、新しい路上駐車料金支払い機
カイゼルスベルグ(Kaysersberg)の「駐車料金支払い機」の画面

前回の記事で、「白線で仕切られ PAYANT と書かれた路上駐車スペース」の料金について書いた。

今回は、その駐車料金を支払うための「駐車料金支払い機(パーキング・チケット発券機)」の使い方について、少々「手引き」っぽく掲載してみようと思う。

ただ、料金支払い機には様々な種類のものがあり、その全てを言及するのは難しいので、ここでは 最近よく見るようになった新しいタイプの支払い機について掲載する。


まず「PAYANT(有料)」と書かれた 駐車スペースに車を停める


フランスの街なか。白いラインで仕切られ「PAYANT」と書かれた有料路上駐車スペース
エピナル(Épinal)新市街の 有料路上駐車スペース

まず、路面に「PAYANT」と書かれた駐車スペースに 車を停めます。

上の写真のように、路肩に縦列駐車で停めるケースや、街なかの広場などに設けられた駐車場に停めるパターンがあります。

ここでは路肩に白線で車一台一台のスペースが区切られていますが、車の前後を示すラインが無く、路肩に沿って ただ白線が敷かれているだけの道路もあります。
その場合は、ラインの内側なら、前後関係なく どこに停めても問題ありません。


駐車料金支払い機(パーキング・チケット発券機)を探す。


フランス各地で見る、様々な路上駐車料金支払い機(パーキングチケット発券機)
いろいろな町の路上駐車料金支払い機
左は、レンヌ(Rennes)の町で撮影。最近はこのタイプが増えているように思います。
右は、セレスタ(Sélestat)の町で。あまり見たことのないタイプです。
中央上は、ディナン(Dinan)の町で。昔よく見た旧式タイプです。
中央下は、コルマール(Colmar)の町で。これも最近よく見るタイプです。


車を停めたら、駐車料金支払い機(パーキング・チケット発券機)を探します。
大概はすぐ近くにあり、簡単に見つけられます。

ただし、広めの駐車場などで、たくさんの車が停まっている場合など、車の陰になり見つけにくい場合があります。
そういう駐車場では、支払い機がある位置に「P」などの看板が立っている場合が多いですので目安にするとよいでしょう。

料金を支払い、発券されたチケットを 車のダッシュボードの 外から見える位置に置かなくてはならないのですが、支払い機には色々なタイプのものがあります。

また、機械のタイプによって、支払い方法が異なるのですが、今回は参考までに、上の写真の左側にある、最近多くの町で見られるようになった支払い機の、使用時の様子を掲載します。


最近よく見る「駐車料金支払い機(チケット発券機)」を使ってみる


フランスで最近よく見る 新しいパーキング・チケット発券機の各部位説明。写真はアルザス地方(Alsace)、カイゼルスベルク(Kaysersberg)の駐車料金支払い機。

↑ これが、最近よく見られるタイプの駐車料金支払い機(パーキング・チケット発券機)の全体像です。

この後 掲載する写真は、支払い機の画面とキーボード部分のアップになりますが、いくつかの町で撮影したものを混ぜこぜで使用しております。(撮影日時もバラバラです)

そのため、順を追って見ていった場合、細かい表記の違いや、時刻などに矛盾が生じていますが、その辺りは気に留めず、使い方の手順のみご参考にしていただければと思います。


路上駐車料金支払い機の最初の画面

前の人が使用したすぐあとは 別ですが、デフォルトでは、一つ前の写真のように画面が真っ黒になっています。
キーボード左下のスイッチ(赤い矢印のところ)を押すと、上の写真のような画面が現れます。
黒い画面といい、スイッチのマークといい、パソコンと同じ感じですね。

画面右側の赤いラインで囲まれた部分に駐車料金が示されています。
最短6分=0.20€/18分=0.60€/30分=1.00€・・・となっています。

よろしければ、このページの冒頭写真の料金と見比べてみてください。冒頭写真の方は、
最短1時間=1.00€/2時間=2.00€/3時間=3.00€・・・となっています。

町によって、料金設定がずいぶんと違うことがわかります。

画面の主要部、青い四角の中に
「PAYER MON STATIONNEMENT」「Appuyer sur ①」とあります。
駐車料金を支払うには、キーボードの「①」(もう一つの赤い矢印のところ)を押してくださいということです。

「①」を押します。


車のナンバー入力画面

「Saisissez votre numéro de plaque puis validez」と表示されました。
「(車の)ナンバープレートの番号を入力し、承認して(OK✓ボタンを押して)ください」ということです。


車のナンバーを入力した状態

指示通り、車のナンバープレート番号をキーボードを使って入力し、緑色の「OK✓」ボタンを押します。
このナンバープレートの番号は、後ほど発券されるチケットに印刷されます。


「Veuillez Patienter SVP」の表記。「お待ちください」ということ。

「Veuillez Patienter SVP」とあります。
「お待ちください」ということです。

画面左上に記載されているのは、入力したナンバープレートの番号です。
一つ前の写真で入力した番号と異なっていますが、それぞれ別の機会に撮影した写真を使用していますので、そこは気になさらないでください。

その後、支払い方法を聞いてきますが、ここでは2つの画面をご案内します。



「Choisissez un moyen de paiement」とあります。
「支払い方法を選んでください」ということです。

左側に「Sans contact(接触なし)」とあります。
これは最近フランスでよく使われている「タッチ式(非接触)決済のカード」での支払いです。
カードを読み取り機に挿入する(接触させる)ことなしに支払いができ、セキュリティ上安全ということで、おそらく日本でも、今後 増えていくのではないかと思われます。
これを利用するには「+」を押してください、となっています。

中央に「Carte」とあります。
通常の「クレジットカード」払いです。
「Insérez votre carte」は、カードを挿入してください、ということです。何もボタンを押す必要はありません。

右側に「Pièces」とあります。
「硬貨」による支払いです。
「Insérez des pièces」は、硬貨を投入してください、ということです。


場合によっては、こちら ↑の画面が現れることもあります。
こちらの場合は、「カード」か「硬貨」かの2択表記です。
タッチ式(非接触)決済のカードでも、一般的なクレジットカードで支払う場合も、カード使用の場合に「+」ボタンを押す必要があります。

ここでは一般的なクレジットカードで支払う方法で進めてゆきます。

(※将来的には、タッチ式《非接触》決済のカードが主流になる可能性も考えられますが、ここで一般的なクレジットカードというのは、2019年11月現在、よく使われているタイプのクレジットカードを示しています。)



キーボードの「+」ボタン(Modifier/変更)を押して、駐車時間を設定します。
「+」を押すたびに時間が延び、料金が上がっていきます。無料の時間帯も自動で計算されるので、いつまで駐車するかを設定すれば、料金も表示されます。

時間、料金が確定したら「OK✓(Valider)」を押します。



クレジットカードによる支払い準備がされます。
一つ前の写真と料金が違いますが、それぞれ別の日時に撮影した写真を使っていますので、そこは気になさらないでください。



お決まりの「少々お待ちください」表記です。



「Suivre consignes sur clavier」とあります。
「キーボード(カード用テンキー)の指示に従ってください」とあります。
このあとは画面下のキーボードではなく、カード用テンキーの表記に従い暗証番号を入力します。

「カード用テンキー」の 最初の表示はだいたいの場合、
CHOIX LANGUE ? (選択言語は?)
fr         (フランス語)
です(機械によって異なるかもしれません。また、この表示が出ない場合もあります)。

テンキーの右下にある、緑色の「V」ボタンを押します。
「V」は Valider(有効と認める・承認する)ボタンです。

すると、ここでは
2.80 EUR(2.80ユーロ)
SAISIR CODE (コードを入力する)
と表示されます。

ここで、金額を確認のうえ 暗証番号を入力し、緑色の「V」ボタンを押します。

CODE BON (暗証番号よし)と表記されればOKです。

RETIRER CARTE (カードを取り出す)
で、クレジットカードを忘れず引き抜いてください。

いろいろな町のパーキングチケット
左は、1.70€で、朝の9時7分から翌朝10時まで駐車可のチケット
中央は、1.00€で、夕方18時18分から翌朝9時40分まで駐車可
右は、その日の夜19時まで一律料金3.00€のチケット

最後に、ナンバープレートの番号、料金、時間(いつまで停めてよいかの時刻)が印字されたチケットが発券されます。

これを、忘れずに、車のダッシュボードの上の、外から見える位置に置いてください。

これで指定した日時まで、安心して車を駐車できますね。

2019-11-11

市街地での路上駐車について ②(白線で区切られ PAYANT と書かれたスペース)【フランス旅】

フランスの有料路上駐車スペース「PAYANT」の表記
セレスタ(Sélestat)の有料路上駐車スペース

前回記事に引き続き、フランスの路上駐車スペースについて書いています。
町で見られる 主なものは、以下の6つ。

1、「青い線」で区切られたスペース。
2、「青い線」で区切られ「15 MINUTE」など 時間が書かれたスペース。
3、「白線」で区切られ「PAYANT(ペイヨン/有料)」と書かれたスペース。
4、「白線」で区切られただけのスペース。
5、「白線」で区切られ「DEPOSE MINUTE」などと書かれたスペース。
6、「黄色い線」で区切られたスペース。

これらのうち、前回記事では「青い線」で区切られたスペース(1、2)について記しました。
今回は「白線」で区切られ「PAYANT(ペイヨン/有料)」と書かれたスペース(3)について記載します。


3、「白いラインに PAYANT(ペイヨン)」と書かれた路上駐車スペース。


レンタカーでの旅行中、最も利用することになる駐車スペースだと思われます。
「PAYANT」は「有料の」という意味。

有料駐車場と聞くと「えーっ、おカネ取るの?」と思われる方もいるかもしれません。
でも安心してください。
東京の駐車場のように、1時間600円とか800円とか、そんな高額ではなく、料金は基本的に安いです。

路上駐車料金支払い機の画面。レンヌ(Rennes)にて。
2018年夏、 レンヌ(Rennes)での駐車料金支払い機の画面
画面が汚いのはご容赦ください。。。

一例ですが、上の写真の右側、赤い四角で囲まれた部分をご覧ください。

最短 6分=0.20€
18分=0.60€
30分=1.00€
1時間=2.00€・・・といった具合です。

この写真を撮ったのはレンヌ(Rennes)という町の中心街です。
レンヌは、ブルターニュ地域圏(Région Bretagne)の首府で、まぁまぁの都会です。けっして田舎町ではありません。

そんな都市でも駐車料金は、1時間=2ユーロ。
2019年11月のレートで換算すれば、およそ240円です。

こういった安さですから、お金を払わずに「PAYANT」スペースに車を停めたりせず、きちんと料金を支払って駐車するのがよいと思います。

安い料金を節約したばっかりに、駐禁をとられてしまっては 元も子もないですからね。


有料の時間帯以外は無料!


ところで、もう一度画面を見ると、一番上の料金が「最短 6分=0.20€」となっています。

まぁ、6分間だけ駐車するのに、きちんと料金を払う人は ほとんどいないと思いますが、
ここでは、駐車無料の時間帯があることを具体的にお見せしたくて、仮に、最短時間を設定してみました。

下の写真は、路上駐車料金支払い機の画面で「0.20€分だけ払いますよ」と設定した状態です。

路上駐車料金支払い機の画面。レンヌ(Rennes)にて。
※先ほどと同じ写真です。

まずご覧いただきたいのは、この画面を撮影している日時、つまり料金を払おうとしている日時です。これは、画面の右上に記されています。
2018年8月14日 19時31分 です。

続いて画面左側、青いスペースに「Fin(終わり)」と示されているのは、払おうとしているその料金で駐車することのできる最終日時(期限)です。
2018年8月16日 9時6分 です。

その下の白いスペースに「Durée(期間)」と書かれているのは、現在から、駐車可能となる時間の長さです。
1日と13時間34分 となっています。

さらにその下の グレーのスペース「Montant(総額)」は、支払おうとしている料金です。
0.20ユーロ です。

つまり、今から0.20ユーロ支払ったら、1日と13時間34分後の 明後日の朝 9時6分まで駐車できますよ、ということです。
約25円を払っただけで明後日の朝まで駐車OKって・・・ワオ!

実はこれにはカラクリがあります。
駐車しようとした時刻が、19時を越えていたことと、翌日がフランスの祝日「聖母被昇天祭」だったことです。

つまり、現時点から、明後日の朝9時までは、有料時間帯を外れていて無料となるため、最短の0.20ユーロを支払おうという設定をしただけで、明後日の9時6分まで駐車可能と表示されているのです。

でも実際には、すでに19時を越えているので、料金を支払わなくとも、明後日の9時までは無料で駐車できることになりますので、おそらく皆そうします。

フランス各地の、様々なタイプの路上駐車料金支払い機(パーキング・チケット発券機)
いろいろな町の路上駐車料金支払い機
左は、レンヌ(Rennes)の町で。最近はこのタイプが増えているように思います。
右は、セレスタ(Sélestat)の町で。あまり見たことのないタイプです。
中央上は、ディナン(Dinan)の町で。昔よく見た旧式タイプです。
中央下は、コルマール(Colmar)の町で。これも最近よく見るタイプです。

ただし、有料の駐車時間帯は町によって異なります。
そして、料金設定や料金支払い機のタイプも町によって様々です。

ちょっと分かりにくいなぁ・・・という場合は、同じように駐車しようとしている人に聞いてみたり、宿の近くに駐車するのであれば、宿の方に尋ねてみるとよいと思います。

また、お金を支払うタイミングについては、
大型駐車場など、出入り口にバーがあるような駐車場は精算機による後払いのことが多いですが、PAYANT の駐車スペースの場合は、先に料金を支払う必要があります。

いろいろな町のパーキングチケット
左は、1.70€で、朝の9時7分から翌朝10時まで駐車可のチケット
中央は、1.00€で、夕方18時18分から翌朝9時40分まで駐車可
右は、その日の夜19時まで一律料金3.00€のチケット

近くにある駐車料金支払い機を使用し、駐車時間を見越して料金を支払うと、駐車終了時刻が記載されたパーキングチケットが発券されます。
そのチケットをダッシュボードの上に、外から見えるように置いてください。
巡回係員がそれをチェックしに来ます。

<つづく>

※次回は、「駐車料金支払い機」を実際に使っている様子を記載します。

2019-11-01

市街地での路上駐車について ①(青い線で区切られたスペース)【フランス旅】

車のダッシュボードに置かれた、駐車時間表示板「ディスク・ブルー」
Disque de stationnement Zone Bleue


以前、SNCF(フランス国鉄)の「新しくなった自動券売機」でチケット(切符)を購入する記事を、「買い方の手引き」のようにして紹介した。

それが多少は皆さまのお役にたつことができたのか(まぁ実際のところは わかりませんが)、ありがたくもその頁をご覧になられる方が多かったようで、
掲載して数週間で、当ブログの人気記事第1位になってしまった。

そんなこともあって、今度は、レンタカーでの旅を新たに試みようとされる方むけに、駐車場についての記事を、これまた「手引き」っぽく、幾度かに渡って書いてみようと思う。

レンタカーで旅をするうえで、市街地での駐車場の利用方法を ある程度知っておくことが重要だからだ。

立体駐車場や地下駐車場、大型駐車場などの、出入口に開閉バーがあって、パーキングチケットを取り、退出時に料金を支払うといった、日本にもよくあるシステムの駐車場もあるけれど、それらは比較的大きな町にしかない。

そして これらの利用方法は、日本の駐車場とほぼ変わらない。

しかし、フランスを旅行中、頻繁に利用することになるのは、おそらく路上の(有料)駐車スペース、もしくは小さな広場を利用した(有料)駐車場。

これらの利用システムは日本と異なるので、戸惑うことが多い。


青、白、黄色のラインで囲まれた駐車スペース


路上駐車スペースには、例えば以下のようなタイプのものがある。

1、「青い線」で区切られたスペース。
2、「青い線」で区切られ「15 MINUTE」など 時間が書かれたスペース。
3、「白線」で区切られ「PAYANT(ペイヨン/有料)」と書かれたスペース。
4、「白線」で区切られただけのスペース。
5、「白線」で区切られ「DEPOSE MINUTE」などと書かれたスペース。
6、「黄色い線」で区切られたスペース。

1、「青い線」で区切られた路上駐車スペース。


青いラインで区切られた路上駐車スペース。フランス、グラン・テスト地域圏、リュネヴィルの町なかで。
リュネヴィル(Lunéville)大聖堂前のゾーン・ブルー

路上に青い線で区切られた駐車スペースは「ゾーン・ブルー(Zone Bleue)」と呼ばれ、基本的には無料の駐車スペースです。
しかし、この場所に駐車するには条件があります。

ほんの少しの間なら問題ないかもしれませんが、無料だからといって、しれ~っと停めていると駐禁をとられる可能性があります。

この場所は基本的に9時~19時(※町や駐車場により時間が異なります)の間、最長90分まで 無料で駐車することができます。
ただし、車を停める際、ダッシュボードのところに、駐車を開始した時刻を示す規定の表示板(冒頭写真)を置かねばなりません。

それによって「この駐車は 制限時間以内です」と、巡回係員に示すわけです。

この表示板が所定の位置に置かれていなかったり、時間が超過している場合など、見つかれば警察に切符を切られます。確か罰金は35ユーロ。
罰金自体も痛いですが、その後の支払い手続きなど、旅行中に課せられる面倒はできるだけ避けたいものです。

ここまで読むと、「青い線のスペースに停めるのはちょっと・・・」と思ってしまいますが、だいたいの町において、お昼の2~3時間は、制限なく停めることができます(町によって異なります)。

路上駐車可能時間帯を示した標識
マルレンハイム(Marlenheim)の 路上駐車スペースの表示
月曜から金曜:9~12時&14~18時
土曜:9~12時
最大90分

おそらくこれは、「皆さんどうぞ気になさらず車を停めて、ゆったりランチを楽しんでくださいね」といった市民への配慮・・・というわけでは もちろんなく、駐車状況を監視する巡回係員の方(警察)もお昼休みなので、まぁこの時間帯はいいよ 気にしないで。ということなのでしょうかね。。。

ちなみにダッシュボードの上に置く表示板は「ディスク・ドゥ・スタスィオヌモン・ゾーン・ブルー(Disque de stationnement Zone Bleue)」といいます。
ちょっと長い名前で覚えにくいかもしれません。

冒頭写真を撮らせていただいた 車の持ち主であるムッスュに 表示板のことを聞いたとき、単に「ディスク・ブルー」とおっしゃっていましたので、購入するときは、町のタバコ屋さんや 文具屋さんなどで「ディスク・ブルー(Disque  Bleue)」と言えば、用意してもらえるでしょう。

また、冒頭写真のディスクにはフランス語(Heure d'arrivée)の他に、ドイツ語、イタリア語でも書かれています。
ドイツやイタリアも、同じ路上駐車システムが採用されていることがわかります。


2、「青い線」で区切られ「15 MINUTE」などと 時間が書かれた路上駐車スペース。


青い線で囲まれた駐車スペースで、すぐ脇の路面や横の標識に、「15 MINUTE」と書かれたタイプのゾーンを見ることがあります。

想像がつくと思うのですが、「15分間だけは無料で停めていいよ」ということのようです。
ここも青い線で囲われたスペースなので、ディスク・ブルーの設置が必要と思われます。

私は、ヴァンヌ(Vannes)の町なかで、宿に荷物を運び入れるのに、そのスペースに車を停めたことがあります。

道が混んでおり、宿の近くの Payant (有料)の駐車スペースもいっぱいで、空いているのがそこだけだったからです。

宿のご主人に「車はどこに停めた?」と聞かれ、
「近くの、青いラインの15分と書かれたところに停めてある」と応えたら、
「チェックインはあとにするから、すぐ行きなさい」と言われ、「ここから少し離れるけど、この辺りやこの辺りに Payant (有料)の駐車スペースがあるから」と地図を示され即時の移動を促されました。駐禁をとられる可能性があったからでしょう。

このスペースへの駐車も注意が必要ですね。

<つづく>

※次の記事では、
「白線」で区切られ「PAYANT(ペイヨン/有料)」と書かれた駐車スペース(3)について掲載します。

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