Piazza del Frutti |
パドヴァ/ヴェネト/イタリア
Padova/Veneto/ITALIA
広場の一角に人だかり
ヴェネツィア・マルコ・ポーロ空港(Aeroporto Marco Polo di Venezia)に到着した妻を車で迎えに行き、その後、パドヴァに入った。
日はもう傾き始めている。
まずは町の中心へ、と「ラジョーネ宮(Palazzo della Ragione)」の辺りを歩いていると、フルッティ広場の片隅に人だかりがある。
日はもう傾き始めている。
まずは町の中心へ、と「ラジョーネ宮(Palazzo della Ragione)」の辺りを歩いていると、フルッティ広場の片隅に人だかりがある。
そこには「La Folperia」という名の屋台が出ており、海産物や野菜を中心とした総菜が並べられていた。
中でも目立ったのは茹でたタコ。
注文が入ると、店主は寸胴みたいな大きな鍋の蓋を開け、中から成人男性の拳くらいの大きさのタコを一匹つまみ上げる。そして、まな板の上に載せてザクザク切る。それを皿に盛りつけ、ハーブやオリーブオイルなどで作ったソースをトロリとかけて客に渡す。
注文がどんどん入るので、目の前で、ひっきりなしにタコがぶった切られる。
見た目は、ちょっぴりグロテスク。
見た目は、ちょっぴりグロテスク。
タッパーに入れて持ち帰る客もいるが、ほとんどの客は広場で食べている。
広場でといっても、地べたに座ってというわけではなく、近くのバールが出しているテーブルと椅子を使って食事をしているのだ。
「え? それってありなの?」
別の店で買った総菜を、そこで食べて叱られないのか心配になるが、そこはさすがイタリア、固いことは言わない。
バールの店員も、自分のところのテーブルに座った客がいれば、通常通り注文をとりに行く。
お客は、もちろん飲み物やスナックをそこでも注文する。
どうやら、それでOKということのようだ。
私も真似をして、茹でダコと、小魚のフライにくたくたの野菜が添えられた総菜を屋台で購入し、皿を持って近くのバールのテーブルに座った。
そして、やって来た店員にスプリッツ(アペロール、プロセッコ、炭酸水などを混ぜ合わせたオレンジ色のドリンク)とランブルスコ(天然微発砲ワイン)を注文し、淡い夕日を浴びながら、妻との久々の晩餐を始めることにした。
【行き方】
・ヴェネツィアから鉄道「Frecciabianca」で約30分
・ミラノから鉄道「Frecciabianca」で約2時間
・ヴェネツィアから鉄道「Frecciabianca」で約30分
・ミラノから鉄道「Frecciabianca」で約2時間
【主な見どころ】
・Basilica di S.Antonio (サン・タントニオ聖堂)
・Orto Botanico (植物園)
・Prato della Valle (プラート・デッラ・ヴァッレ)
・Palazzo della Ragione (ラジョーネ宮)
・Piazza dei Signori (シニョーリ広場)
・Cappella degli Scrovegni (スクロヴェーニ礼拝堂)
・Prato della Valle (プラート・デッラ・ヴァッレ)
・Palazzo della Ragione (ラジョーネ宮)
・Piazza dei Signori (シニョーリ広場)
・Cappella degli Scrovegni (スクロヴェーニ礼拝堂)