2017-09-01

ゲリラ や テロ や テロリスト、そんな言葉はできるだけ使いたくないのですが・・・ゲリラ豪雨と夕陽のミスマッチな光景

東京の街なかで遭遇したゲリラ豪雨。夕陽とのミスマッチ・コラボレーションが美しい。

写真は、この夏(2017年)、東京で遭遇したゲリラ豪雨の様子を撮影したものです。

こういう状況を「バケツをひっくり返した」という言葉で表現することが多いですが、この時は、バケツを・・・と言うよりも、パチンコ玉がいっぱい入ったケース、「ドル箱」って言うんですかね。それをひっくり返したような・・・

いや、パチンコ玉ほど雨粒は大きくないですね。

えーと、じゃぁ 例えば、子供のころにあったオモチャ「銀玉鉄砲」の銀玉をバケツ一杯にして、それを高い所から ひっくり返したような・・・あ、結局、バケツをひっくり返すことになってしまいましたが、
でも、ま、そんな感じの、傘に穴が開くんじゃないかってくらいの豪雨でした。


突然の凄い雨に、みな慌ててビルの下に駆け込んできました。

写真に写っている男性は、幸い傘をお持ちだったようで、若干落ち着いている風に見えますが、それでも大粒の雨に傘をひどく叩かれ、困惑の表情で避難してきました。

私はと言えば、降り始めの雨には遭遇したものの、運良く近くにこのビルがあり、すぐさま雨宿り。
髪や肩、鞄をハンカチで拭きながら、「ふー助かったぁ」といった感じでした。

そして、夕陽と豪雨のミスマッチな光景に魅了され、のんきにも、すかさず この写真を撮っているのでした。
ビルの陰に浮かぶ、夕陽に照らされた無数の雨粒がご覧いただけますでしょうか。


普通に使うようになってしまったイヤな言葉たち


ところで、「ゲリラ豪雨」って名称が、今ではすっかり定着してしまいましたね。

「ゲリラ」なんて 恐ろしい戦争用語は、本来使いたくないものですが、「何処で遭遇するかわからず、しかも激しい攻撃のよう」な雨ということから、的を得た表現ということになるのでしょう。

それから もうひとつ、
あまり聞きたくない言葉で、このところよく耳にしてしまうのが「テロ」や「テロリスト」。

ヨーロッパやアフリカ、中東、東南アジアなどから、耳を塞ぎたくなるようなニュースが流れてくる度に、鬱々とした気分になり、ぐるぐると色々なことを考えてしまいます。

日本は? 平和? 本当? 感謝? それだけでいいの? 何をすべき? 何もできない? 問題は何? 問題意識の無さ? 知らされていない? 知ろうとしていない? 今が? 未来が? 誰が? 自分が? 皆が? ・・・・・・

考えはそれぞれに色々あると思うのですが、一つハッキリ言えること。
―― あらゆるところで起こっている暴力に、反対します。


さて、先日、妻から こんな話を聞きました。。。

フランス語学校の先生が、里帰りで日本からフランスへ戻る時のことを話していて、
「長時間乗ることになる飛行機が大変なんだ。うちには プティ・テロリスト がいるから・・・」と。

この話を聞いて、思わず ニヤッ としてしまいました。

やんちゃ盛りの息子さんがいるのでしょう。
他のお客さんに迷惑をかけられない、静かにしなくてはいけない機内で、小さな子供を抱えた親御さんは確かに大変です。

さすがフランス人、言い得て妙なり。

それにしても、あの恐ろしい言葉に「プティ」を付けただけで、全く反対の可愛らしい意味になって伝わる。
不思議なものです。

日本でも、なかなか言うことを聞いてくれず、大人しくしてくれない我が子のことを 例えて、親が「うちに 小さな怪獣がいる」なんて言うことがありますが、あれと同じかもしれませんね。

テロに限らず、全ての人に対して、暴力の無い、平和な世界になることを 切に願います。


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