2019-09-01

パリ、ノートル・ダム大聖堂の様子を見て来た。 【フランス旅】

2019年夏のパリ、ノートルダム大聖堂。大聖堂前の広場も進入禁止になっている。
<2019年8月18日撮影> 大聖堂前の広場には大型テントが並んでいる。
修復のための資材置き場や作業場となっているのだろうか・・・。

ノートル・ダム大聖堂/パリ4区/フランス
Cathédrale Notre-Dame/Paris 4e Arr./FRANCE


今年4月に起きたノートル・ダム寺院(大聖堂)の火災には驚いた。
石でできている建造物なので燃えないものと安易に思っていたが、屋根部分にはたくさんの木材が使われていたということで、その屋根と尖塔部分が無残に焼け落ちた。

あれから4か月と少し。
ノートル・ダム大聖堂の様子を見て来た。

と言っても、それが目的でフランスに行ったわけではなく、パリに寄ったついでに・・・と言うと大聖堂に悪いか。。。
でも、その後ずっと気になっていたので、訪ねてみた。

広場にも 近づけない。。。


あたりまえなのだろうが、大聖堂の周辺はバリケードで規制されていて、
建物はおろか、あの、いっつも人でごった返していた大聖堂前の広場にも近寄れない状態。

シテ島(île de la Cité)に入り、西側から広場に向かって歩いていたが、お巡りさんがこっちを睨んでいる。
おおーそんな感じか。ここは行っちゃいけないのね。

そこで、サン=ミッシェル(Saint-Michel)側へと渡り、大聖堂のすぐ南にあるドゥブル橋(Pont au Double)を目指した。
2019年04月21日の記事に、大聖堂の写真を掲載しており、それと同じ場所から写真が撮れないだろうか、と考えたからだ。

セーヌ左岸、サン=ミッシェルの辺りからは大聖堂がくっきり見えた。
ほぼ正面から見ているので、燃え落ちた屋根の部分は見えない。建物に煤けた感じも無い。

歩道ではたくさんの観光客が大聖堂の写真を撮っている。
大聖堂前の広場に入れない分、この辺りから東にかけての河岸沿いで、多くの人が撮影をしているのだ。

サン=ミッシェル通り(Quai Saint-Michel)、モンテベッロ通り(Quai de Montebello)と進み、ドゥブル橋に着いた。

橋のたもとにはバリケードが建てられ、橋上にも入ることはできない。
近くの装甲車の中では休憩中のお巡りさんが、SUBWAYの紙袋からホットドック出して食べている。
目が合い ウインクをされたので、くちパクで「ボナペティ(Bon appétit)!」と返す。

橋の端のバリケードの切れ目から、セーヌの上に少し身を乗り出すようにして、シャッターを押した。
だいたいこの角度で撮れば、以前掲載した写真と 似たアングルになるだろう。

そうして撮影した写真がこれ。↓
2019年夏。ドゥブル橋(Pont au Double)の袂からノートル・ダム寺院を撮影。橋の上には入れない。
<2019年8月18日撮影>

そして ↓ は、2019年04月21日の記事に掲載した写真。
こちらは2011年1月1日の早朝に撮影したもの。
まだ尖塔や屋根がしっかりあるころのノートル・ダム寺院。2011年元日の早朝、ドゥブル橋(Pont au Double)から撮影
<2011年1月1日撮影>

わかっていることだが、見比べれば歴然としていて、2019年8月の写真には屋根が無い。尖塔も無い。

何でもそうなのかもしれないが、
それが「ある」時は、気にも留めていなかったのに、それが無くなると、とても淋しく感じるものだ。

ところで、、、修復による完成予定はいつなんだっけ?




【 行き方 】
・パリ地下鉄(Métro)4号線「シテ(Cité)」駅より徒歩5分。
・パリ地下鉄(Métro)4号線、またはRER-B線、C線「サン・ミッシェル・ノートル・ダム(Saint-Michel Notre-Dame)」駅より徒歩5分。

【 参考サイト 】
Cathédrale Notre-Dame de Paris (パリ・ノートル・ダム大聖堂)
RATP (パリ交通公社)

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